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Scrum Fest Osaka 2021 セッション聞いてきました(1) 学びと心理学「チームの能力向上はどっちに向かっていますか? アジャイル開発と相性の良い能力アップとは?」

Posted at

Scrum Fest Osaka 2021 Day 2

2021/06/25に開催されたScrum Fest Osaka 2021 Day 2のイベントレポートです。
学びと心理学トラックの 「チームの能力向上はどっちに向かっていますか? アジャイル開発と相性の良い能力アップとは?」 というセッションを聞いてきました。
https://confengine.com/conferences/scrum-fest-osaka-2021/proposal/15377

こちらセッションを聞いてのメモになりますので、個人的解釈等含まれます。ご了承ください。

チーム参加してきました

aslead Agile のチーム「オキザリス」にて参加してきました。
チーム4人で参加して、その場で実況しつつ、記事も作っています。
この記事では、トーク内容をかいつまんでお伝えします。

メモ

定型的熟達者と適応的熟達者

  • 定型的熟達者:定型的なアクションが上手い人。決まった行動が求められる場合はいいが応用は苦手で、定型から外れるとその能力を発揮できない。
  • 適応的熟達者:状況に応じて柔軟に手法を変えていったり、新たな手順や方法を発明するのが上手い人。

どうすれば適応的熟達者になれるのか具体的施策

  1. 既存知識が活用できない未知の問題に取り組むこと
    • 普段自分たちが取り組んでない課題を話す時間を確保して対話する
  2. 複数人で話しながら解決を試みること
    1. 下記のメソッドを使うと良い
      • 未知の問題について話し合うワーク
        • 無理やり一つの答えに収束させないようとしない
        • 未知の問題を難易度高すぎないようにすること
      • クイズ作成 / クイズ会
        1. 1チーム2-3人で複数チーム作る
          • 同じぐらいの知識レベルじゃないと、考えることをやめる、知識の高い人に教えられて終わるので、同じレベルが良い。
        2. チームごとに、問題と想定回答を2-3問作成
          • デイリースクラムの目的は?のように、自由回答のような問題にする
        3. 各チームで交代に問題を出す
    2. 深める読書会
      1. 本を分けて、各章をそれぞれが読んでくる
      2. 1章を読んだ人と2章を読んだ人と3章を読んだ人と・・・という形で自分の章が被らないようにチームを組んで共有する
      3. 最後に全体で共有する
    3. モブワーク質問
      • 「わからない」から「わかる」への5ステップ
        1. 同定
          • 何を対象とするか決める
          • ここのページ遷移を確認する
        2. 疑問視
          • 対象の仕組みでわからない部分を確認する
        3. 探索
          • より深い部分の機能を確認する
        4. 提案
          • 最もらしい機能のつながりが提案される
        5. 確認
          • 提案が正しそうだとわかると、この認識で良いかどうか合意する
        6. 質問/批判
          • すぐに納得できない時は質問する
  3. 成果を出すことに対し、切迫していないこと
    • 成果を確実に得ようとすると、過去に成功したやり方を選ぶことになる
    • 新しい試みから得られる学習のための情報が減ってしまう
  4. 組織が理解することを重視していること
    • 挑戦したことを褒める

おすすめの本の紹介

「認知科学への招待」、「認知科学特論」、「認知科学ハンドブック」

感想

学びと心理学というトラック名の通り、心理学という領域から学ぶ上で重要な点を考察した内容でした。
教育心理学概論という本を参考にした内容なのかな?

知識を深めるにあたって、「クイズ会」や「深める読書会」はどんどん利用できるなーと思ったので、ぜひ取り入れていければいいですね。

気になった方は結構雑なメモになっているので、上記のリンク先に飛んでスライドを見てもらえると良いかと思います。
(クイズ会等の説明も詳細に載っています)

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