Googleの方による Google Cloud Platformの解説スピーチのメモ。
見逃し、聞き逃し多数のため、間違いがあるかもしれないので参考程度。
Google Cloud Platform(GCP)は、グーグル社内のプラットフォームと同じものを利用している。グーグルのプラットフォームは、ノードは壊れるものだから、取り替えて止まらないようにするポリシー。
グーグルのデータセンターは世界に13カ所あり、土地建物から、グーグルの所有。アジアには、シンガポールと台湾にある。日本からの RTTは、50-60ms。
バックボーンのエッジペアリングポイントは、33カ国70カ所にある。
GCPは、以下で構成される。
* コンピュート
* ネットワーク
* ビッグデータ
* マネジメント
* ストレージ
* モバイル
* 開発ツール
コンピュートは、Compute Engine、Container Engine、App Engineで構成される。
ネットワークは、リージョンを超えたVPNがある。
ビッグデータは、BigQuery、PubSub、データフローで構成される。データフローは、SQL以外のことでHadoopぽいことをするためのもの。現在はまだアルファで一般公開されていない。
マネジメントは、モニタリングで、STACKDRIVERを買収し、統合している。
ストレージは、Cloud Storage、Cloud SQL、Cloud Datastoreで構成される。
モバイルは、Firebaseを買収し、統合中。統合は、まずアカウント統合し、データを移行する。
ComputeEngine について、マーケティング的な言い方としては、クオリティ、スケール、低コスト。
ストレージは暗号化され、リージョンを超えてもプライベートネットワークが使え、ユーザーのVMを停止させずにメンテナンスされる。
5分間に、1000ノード起動できる。1VMは、20-40sec で起動する。
同じインスタンスタイプは、(他社と異なり)どれも同じ性能になっている。
1分単位で課金され、継続利用するほどにディスカウントがある。一時間以内に終了するバッチ処理のようなものでは、コストメリットがある。
永続化ディスクは、最大10TB、SSDや物理ローカルSSDなどもあり、680k READ IOPSを達成する。HadoopやCassandraなどのパフォーマンスがよい。
リージョン内のVM同士のネットワーク帯域は8Gbps。スタックは内製のアンドロメダ。TCPのスループットは、最初 2-3Gbpsだったが、現在は 7-8Gbps。
メンテナンスは、ライブマイグレーションを行っており、VM起動したまま、別のインスタンスに動かしている。厳密には、VMを停止して起動する瞬間があるが、アプリにはわからない。
コマンドラインは、わかりやすく HTTP JOSN API。
Web UI上から、SSHクライアントが起動でき、簡単にログインできる。
SyslogやMySQLなどのログもWeb UIから確認でき、Cloud Storageに転送したり、BigQuery にストリームできる。
アプリ開発者からすれば、IaaSは面倒なので、App Engineを使えば、グーグルが自動的にスケールアウトする。
BigQuery は、1秒間に10万行インサートでき、容量無制限。
グーグルは、データセンターはコンピュータの集まりではなく、1つのコンピュータとして考えている。
登録から60日間無料で、セミナーもやっている。