会員管理システムは、企業や団体において会員情報を効率よく管理するための重要なツールです。昨今は直感的に使用できるツールも増えていますが、導入にあたってはエンジニアが介在すると、システム設計やカスタマイズ、データベース管理やセキュリティの観点で、貢献できるでしょう。
しかし、選択肢が多すぎて、自分に合ったシステムを見つけるのは容易ではないかもしれません。どの会員管理システムが最も効果的かを比較し、独自のニーズに合ったものを見つける必要があります。この記事では、おすすめの会員管理システム6選とその選び方を詳しく解説します。これからの会員管理システム選びに役立ててください。
会員管理システムとは
会員管理システムは、企業や団体が会員の情報を整理・管理し、効率的に運営を行うためのツールです。具体的には、登録情報やアクセス権、プランの設定、更新や解約手続き、そしてレポート作成など、多岐にわたる機能が備わっています。このシステムを利用することで、手作業によるミスを減らし、会員とのコミュニケーションを効果的に行えるようになります。
最近では、クラウド型の会員管理システムが人気である理由は、初期投資が少なく、スケーラビリティに優れた点にあります。また、自社のニーズに応じてシステムをカスタマイズしたり、自作したりする選択肢も増えてきています。
会員管理システムの選び方
会員管理システムを選ぶ際に見るべき3つのポイントを解説します。
1. 目的に応じた機能の確認
まず初めに、会員管理システムを導入する目的を明確にし、その目的に適した機能が備わっているか確認しましょう。例えば、大規模な会員データベースを運用する場合、登録、更新、解約手続きの自動化やアクセス権の設定機能が求められます。
また、会員同士のコミュニケーションを促進したい場合は、通知機能やレポート作成機能も必要です。さらに、自社特有のプラン設定が可能かどうかもチェックポイントです。これにより、導入後の運用がスムーズに行えるかどうかを見極めることができます。
2. コストとサービスのバランス
コストを検討する際は、月額の利用料だけでなく、初期費用や決済手数料、保守費用を含めて確認しましょう。無料プランや低価格プランは導入のハードルを下げますが、会員数の増加に伴って従量課金が跳ね上がったり、必要な機能が上位プランに限定されていたりすることも少なくありません。
一方で、安さだけで選ぶと管理画面の操作性が悪く、結果として現場の作業工数が増大するリスクがあります。「システムによる自動化でどれだけスタッフの時間を削減できるか」という投資対効果(ROI)の視点を持ち、予算とサービス品質の最適な均衡点を見つけることが長期的な成功の鍵となります。
3. サポート体制の確認
最後に、導入後のサポート体制を確認することも大切です。システムに不具合が生じた場合や、使い方に困った際に迅速にサポートが受けられることは、長期的に安心してシステムを稼働させるために欠かせません。特に中小企業やスタートアップの場合、リソースが限られているため、必要な時に必要な情報を得られるサポートが整っているかを確認しておくと良いでしょう。
また、FAQやコミュニティフォーラムの存在も、素早く問題解決を図るために役立ちます。これらの要素を総合的に考えることで、最適な会員管理システムを選ぶ一助となります。
会員管理システムの比較
1. STORES 予約
出典:STORES 予約
STORES 予約は、業務効率化を実現する予約システムで、その機能の一部として顧客の管理を行えます。顧客管理では、予約受付停止機能・顧客情報のCSV一括登録・予約メモ・顧客管理カルテ作成などを行えます。
また、カスタマイズ可能な予約ページを簡単に作成できるため、ユーザーのニーズに合わせたプロモーションも展開可能です。さらに、クレジットカード決済機能も搭載しており、支払いも瞬時に完了します。これにより、業務の効率化を図りながら顧客満足度の向上にも寄与します。
料金
- スタンダード:¥3,300/月(一店舗ごと)
フリープランあり。他店舗・大型店向けには、カスタムプランもあり。
詳細は公式ページでご確認ください。
2. SPIRAL®
出典:SPIRAL®
SPIRAL®は、会員管理システムや会員サイト構築のためのサービスです。これまで14,000社以上の企業が導入しています。個人情報を扱う会員管理システムにはセキュリティに関する課題がつきものですが、第三者によるセキュリティ診断を受けており、最高ランクの評価を得ているため、セキュリティ面でも安心です。現にメガバンクをはじめとする200以上の金融機関が導入しています。
会員管理については会員データベース・ログイン機能・マイページなどの基本機能のほか、メール配信・LINE連携などにも対応しており、必要な対応を本サービスひとつで対応できます。CMSとの連携にも対応しているため、すでに何かしらのCMSを利用している企業は、対応についてもチェックすると良いでしょう。
料金
- 初期費用:¥100,000〜
- 月額費用:¥50,000〜(データ量に応じた従量課金制)
詳細は公式ページよりお問い合わせください。
3. SelectType
出典:SelectType
SelectTypeは、業務改善や効率化をはかる予約システムですが、会員システム機能も充実しています。お客さま向けの会員サイト提供と、会員登録画面の用意や登録の受付が可能です。また、会員サイトでは会員専用のページを用意して、会員限定のメルマガ配信などを行えます。
顧客情報のリストは、予約フォームやお問い合わせフォームを受け付けるだけで、利用者情報が自動で登録されます。Web会員になれば予約やキャンセル、お問い合わせを簡単にできます。またメンバープラン機能を活用すれば、分類やランク付けをして、予約回数の制限などを設定できます。月謝や年会費などが発生するようなサービスを運営している事業者にとって、便利なサービスです。
料金
- フリー:無料
- ベーシック:¥1,500/月
- プロフェッショナル:¥3,000/月
- プレミアム:¥10,000/月
その他、パッケージプランも用意されています。
上記は税抜き価格。詳細は公式ページでご確認ください。
4. hacomono
出典:hacomono
hacomonoは、小規模な店舗から大規模なチェーン店まで対応可能な会員管理・予約・決済システムです。特に、簡単に導入できる点が魅力で、直感的な操作が可能なインターフェースを持っています。
会員管理機能では、会員に紐づく受講履歴や売上履歴を一元的に管理できます。既存会員はもちろん、体験予約や会員登録後に入会へ至っていないお客様の情報も管理可能です。会員の基本情報に加え、契約プラン、来店・受講履歴、物販の購入履歴まで確認でき、これらのデータを活用した入会促進DMやメール配信など、効果的なマーケティング施策につなげられます。モバイルアプリも提供されており、会員は自身の情報をいつでも確認できるなど、利便性も高いシステムです。
料金
- 1店舗あたり¥35,000/月
- 初期費用:¥150,000
口座振替オプションや独自ドメインオプションなどのオプションもあり。
詳細は公式ページでご確認ください。
5. Smart Hello
出典:Smart Hello
Smart Helloは、店舗運営などに便利な会員管理システムです。このシステムでは、会員募集から登録、決済管理までを一元管理できます。店舗の無人運営が可能になったり、領収書を含めてペーパーレス対応ができたり、入会や予約の分析ができたりします。
4つのプランから選択でき、最安プランは月額¥10,000からと、手軽に始められます。また、バージョンアップによって自動的に拡張機能が追加されるため、常に最新の機能を利用できます。最適な店舗として、フィットネスクラブやスポーツクラブ、サロンなどが挙げられています。
料金
- スモール:¥10,000/月
- ライトフィットネス:¥25,000/月
- ライトスクール:¥25,000/月
- スタンダード:¥40,000/月
電話サポートや顔認証などのオプション機能もあり。
詳細は公式ページでご確認ください。
6. 会費ペイ
出典:会費ペイ
会費ペイは、会員管理と決済システムを統合したサービスです。これまでフィットネスやスポーツスクール、コワーキングスペース、学校やPTAなど、10,000店舗以上の導入加盟店舗数の実績があります。支払い方法はクレジットカードのほか、一部コンビニエンスストアでの支払いにも対応しており、国内での利用に有利です。
会員管理の機能としては、申込情報の自動反映やCSVインポートによる一括会員登録、契約ステータスの管理、メルマガなどがあります。
料金
初期費用や月額費用は完全無料。システム利用料がかかります。
詳細は公式ページでご確認ください。
まとめ
会員管理システムは、企業や団体が会員情報を整理・管理し、運営を行うためのツールです。システム選びでは、目的に応じた機能の確認、コストとサービスのバランス、サポート体制の確認が重要です。
よくある質問
Q. 会員管理システムには、どのような機能がありますか?
会員管理システムには、会員情報の登録、更新、解約手続き、プラン設定、アクセス権管理、レポート作成、通知機能などがあります。これにより、運営をスムーズに行い、会員とのコミュニケーションを促進できます。
Q. クラウド型の会員管理システムはどのような利点がありますか?
クラウド型の会員管理システムは、初期投資が少なく、スケーラビリティに優れています。インターネット環境があればどこでもアクセスできるため、リモートワークにも対応可能です。また、サポートやアップデートも自動で行われることが多いです。
Q. 会員管理システムを自作することは可能ですか?
自社のニーズに合わせて会員管理システムを自作することは可能です。プログラミングのスキルがあれば、業務プロセスに最適化されたシステムを構築できます。ただし、開発および運用には時間とリソースが必要です。

