Linux初心者向け:historyコマンド活用編
こんにちは、みおです。
ターミナルを使っていると「前に打ったあのコマンド、もう一回使いたいな〜」ってことありませんか?
そんなときに便利なのが history コマンドです。今回はその活用ワザをまとめてみました。
1. 基本の history
$ history
42 ls -la
43 cd projects
44 git status
45 history
👉 打ったコマンドの履歴がずらっと出てきます。番号付きなので呼び出しやすいです。
2. !! で直前のコマンドを再実行
$ ls
$ !!
ls
Desktop Documents Downloads
👉 直前のコマンドをそのままもう一度実行。ついクセで多用しちゃいます笑。
3. !番号 で指定した履歴を再実行
$ history | tail -n 3
102 ls -la
103 cd projects
104 git status
$ !102
ls -la
👉 履歴番号を指定して再実行できます。番号は history で確認してね。
4. !文字列 で「直近のそのコマンド」を再実行
$ !git
git status
On branch main
nothing to commit, working tree clean
👉 「直近で打った git 〜」を呼び出してくれます。入力の手間が減って楽ちん。
5. history | grep で履歴検索
$ history | grep ssh
110 ssh user@192.168.0.10
128 ssh user@example.com
👉 「あのSSH先、何だっけ?」みたいなときにめっちゃ便利。検索ワードは何でもOK。
6. よく使う履歴サイズ調整
デフォルトだと保存数が少ない環境もあるので、~/.bashrc に設定を追加すると便利です。
export HISTSIZE=10000
export HISTFILESIZE=20000
👉 コマンド履歴の保存数を増やせます。長期作業や研究用途でめちゃ助かります。
まとめ
-
!!→ 直前のコマンドをもう一度 -
!番号/!文字列→ 指定して再実行 -
history | grep→ 履歴から検索
最初はちょっとしたショートカットですが、使い慣れるとターミナル操作のスピードが段違いに速くなります。
ぜひ今日から試してみてくださいね〜✨
💡 ちなみに…
ほかにも「Linux初心者におすすめの学習リソース」をまとめた記事を書いてます。
リソース選びで迷ったときの参考になると思うので、良かったらのぞいてみてくださいね〜。