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プレイングマネージャーが患う3つの病気

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はじめに

これは「ポエム Advent Calendar 2016」8日目のポエムです。


前提

このポエムにおける「プレイングマネージャー」とは、ソフトウェア開発の現場に限定した話です。私が生粋のエンジニアなので他の業界についてはわからないので。


プレイングマネージャー病気カタログ


自分でやった方が早い症候群

プレイヤーとして認められて、プレイングマネージャーへ転向した人は多いと思います。そのため、メンバーの仕事の進め方、コーディングなどあらゆるところで自分ではこうやるのにと思ってしまう。


症状


  • メンバーの進捗が遅いと感じる

  • 自分ならこうやるのにと思うことがある

  • メンバーから上がったプルリクを全部書き換える

  • メンバーが実装について自分に事細かに質問するようになる。メンバーとしては、いちいち指摘されるのが面倒なので予め質問するようになる。


対処方法


  • 待つのもマネージャーの仕事です。メンバーが成長する機会を奪わないで下さい。

  • 妥協できる点とできない点を自分の中で整理して下さい。

  • 自分より優秀なメンバーと働いて下さい。


いつもボトルネック病

チームの開発が滞らないようにメンバーからの質問は最優先で答えます。メンバーの仕事が進むことを優先するため、自分が担当している開発タスクは遅れがちに。メンバーが増えれば増えるだけフォローに回る時間が増え、最後には自分がボトルネックになってしまう。


症状


  • 自分のTODOリストから消えない開発タスクがある

  • プルリクのレビュアーにアサインされることが多い

  • メンバーからの質問があると思わずため息が出てしまう

  • メンバーが帰宅するとホッとする


対処方法


  • 開発に集中するための作業時間を作ってください。他のメンバーと時間をずらして出勤するなど時間を作る方法はいろいろとあります。

  • レビューに時間を取られてしまう場合、本当に自分じゃないとレビューできない内容なのか考えてみて下さい。

  • どうがんばっても開発時間を捻出できないようであれば、自分がマネージャーになるかマネージャーをチームに加えることを検討して下さい。時間は有限なので無理なものは無理です。


落穂拾い症候群

楽しい仕事、やりがいのある仕事はメンバーに振ってしまう。自分はやった方がいい系タスクを引き受けがちになっている状態。ライブラリーのバージョンアップや調査系タスク、遅くなったテストの改善は大好物。


症状


  • 引き受けてがいない積みタスクを延々と引き受け続ける

  • タスクをいくら消化しても充実感が無い

  • エンジニアとしての成長を感じられず自分のキャリアに不安を覚える


対処方法


  • 積みタスクをチームとして消化する方法を考えましょう。マネージャーなので、それはあなたの仕事です。

  • プレイヤーとして動けないことに不安を感じるのは仕方が無いことです。プレイングマネージャーとはそういうものです。恒常的に不安を感じるようであればマネージャーに向いてないかもしれません。プレイヤーとマネージャーでは成果のあげ方が違います。


まとめ

プレイングマネージャーは劇薬です。うまくハマれば最高のパフォーマンスを発揮するかもしれません。自分ならやれると思うかもしれません。ただ、ほとんどの場合はうまくいきません。もし、うまくいってると感じているなら、チームメンバーに感謝してください。彼らのフォロー無しでうまくいくことはありません。