実行環境

CentOS 6.5
Nginx 1.9.0
※rpmだとモジュール追加が出来ないため、ソースからインストールしています

ユーザー作成

まずはnginx実行ユーザ作成しておきます。


# useradd --shell /sbin/nologin nginx

必要ライブラリインストール

事前にnginxに必要なライブラリインストールしておきます。
※きっとHTTPSやってみたいってなると思いそれ関連も入れてます。


# yum -y install gcc pcre pcre-devel zlib zlib-devel openssl openssl-devel

ダウンロードnginx

最新の1.9.0をパッケージダウンロードします。
ダウンロード先は今回は/usr/local/src/sourceとしておきます。


# cd /usr/local/src/source/
# wget http://nginx.org/download/nginx-1.9.0.tar.gz

展開とインストール

ダウンロード先に移動し、configureで追加モジュール指定しインストールします。


# tar xvfz nginx-1.9.0.tar.gz
# cd /usr/local/src/source/nginx-1.9.0/
# ./configure --user=nginx --group=nginx --with-http_ssl_module --with-http_realip_module
# make
# make install

起動スクリプト

公開されてるのを利用します。以下のURLのものをコピーし、/etc/init.d/nginxファイルを作成し貼り付けます。


# touch /etc/init.d/nginx

vi で開いてコピペ

これを参考に必要なパスだけ変えます。今回はバイナリが/usr/localにインストールされている状況とします。


nginx="/usr/local/nginx/sbin/nginx" 
NGINX_CONF_FILE="/usr/local/nginx/conf/nginx.conf"

コンフィグテスト

リスタートや起動前にコンフィグチェック可能です。以下コマンドでチェックします。
以下のようにokやsuccessfulが出ていれば問題ありません。


# /usr/local/nginx/sbin/nginx -t
nginx: the configuration file /usr/local/nginx/conf/nginx.conf syntax is ok
nginx: configuration file /usr/local/nginx/conf/nginx.conf test is successful

起動

以下コマンドで起動出来ます。停止はstop、コンフィグ再読込はreloadです。


# /etc/init.d/nginx start
Starting nginx:                                            [  OK  ]

起動後ブラウザで以下のようにでればOK

モジュール追加したい

モジュールはたくさんあり動的に追加はできません。rpmで入れてしまうと追加ができません。
試しに接続状態を確認できるstub_status_moduleを入れてみましょう

現在のモジュール状況は以下で確認できます。バージョンの確認も出来てますね。


# /usr/local/nginx/sbin/nginx -V
nginx version: nginx/1.9.0
built by gcc 4.4.7 20120313 (Red Hat 4.4.7-11) (GCC)
built with OpenSSL 1.0.1e-fips 11 Feb 2013
TLS SNI support enabled
configure arguments: --user=nginx --group=nginx --with-http_ssl_module --with-http_realip_module

--with-http_stub_status_moduleを付けてconfigureし直しstub_status_module追加します。そして再度インストールします。


# ./configure --user=nginx --group=nginx --with-http_ssl_module --with-http_realip_module --with-http_stub_status_module

# make;make install

再度nginx -Vコマンドを実行しモジュール確認します。
--with-http_stub_status_moduleが入ってることが見えますね。


# /usr/local/nginx/sbin/nginx -V
nginx version: nginx/1.9.0
built by gcc 4.4.7 20120313 (Red Hat 4.4.7-11) (GCC)
built with OpenSSL 1.0.1e-fips 11 Feb 2013
TLS SNI support enabled
configure arguments: --user=nginx --group=nginx --with-http_ssl_module --with-http_realip_module --with-http_stub_status_module

reloadでコンフィグ再読込させ、追加モジュールを有効にします。


# /etc/init.d/nginx reload

以下のようにブラウザからhttp://IPアドレス/nginx_statusで接続状況が見えてますね^^

誰でも動かせるNginx