はじめに
4月で新入社員の方が入社して、GWでいろいろな技術ブログをみて、自分も書いてみようかなー、という人が多いかもしれないので私がどういう視点で技術ブログを書いているのか、を共有してみようと思います。
実績がない人が何を言っても説得力がないと思いますので、これまで書いてきた記事といいね数の上位記事を記載しす。
(2022年5月3日現在)
- Python中級者への道しるべ(いいね数1165)
- Pythonで型を極める【Python 3.9対応】(いいね数377)
- AWSでサーバーレス設計を考える時の手引き書(いいね数350)
- VSCodeおすすめ設定大公開!!おすすめ拡張機能も(いいね数229)
- 実践!!Python型入門(Type Hints)(いいね数184)
どういう考えで技術記事を書いているのか、どうすれば評価の高い記事になるのかを紹介したいと思います。
ポイント1:ターゲットを意識すること!
ターゲットの母数は?
評価の高い技術記事とは何でしょうか?ゴールを明確にしないと論点がぶれるので、まずは評価の高い技術記事とは何かを明確にしましょう。
今回は評価が高いを「いいね数が多い」と定義するとにします。つまり、たくさんいいねが付くような記事を評価が高いとします。
では、たくさんいいねが付くような記事を書くためには何を考えればよいでしょうか。
そのためには、想定読者(ターゲット)の母数を意識しましょう。
例えば、「Python中級者への道しるべ」の記事のターゲットはPython初学者の方向けの記事になっています。最近はいろいろなところでPythonが取り上げられることも多く、ターゲットとなる想定読者はかなり多いと考えられます。
少し注意点があるとすると、例えばAWSやクラウドはターゲットの母数は多いと思いますが、AWSの特定の技術にフォーカスしたような記事は母数が少ないと考えられます。
私が書いた「AWS Step Functions入門」は内容がStep Functionsにフォーカスしているので、本当にStep Functionsに興味がある人以外は内容を見ようとは思いません。
評価の高い記事を書くためには多くの人が興味がある内容を扱い、かつ多くの人が理解できる内容を取り扱うことが大切です。
(補足)他人向けの記事なのか自分向けの記事なのか
技術ブログは他人を意識した記事だけではなく、自分の忘備録としての記事も存在します。
私もこれまで他の人が自分の忘備録として書いた記事にたくさん助けられてきました。
記事として公開することで、自分の知識が整理されるという側面もあるので、他人向けの記事だけではなく自分向けの記事を書いてみるのもよいと思います。
ただ、自分向けの記事は暗黙的な内容が多くなるため、評価は低くなる傾向にあります。
ポイント2:自分の記事の推しポイントを意識すること!
自分の記事がどのくらいの価値があるのか、を意識することはとても重要です。
例えば自分の記事の内容と同じような内容がインターネットでたくさん見つかるような状態だと、自分の記事の価値は高いとは言えません。
では、価値のある記事を書くためにはどうすればいいのでしょうか。
絶対こうすれば成功するというものはないのですが、ヒントとなるような内容を記載したいと思います。
自分の経験は唯一無二の価値がある
価値のある知識というのは世の中にありふれているものではなく、希少価値が高いものが多いです。
そう考えるとあなた自身の経験からの知識というのは、とても希少価値が高いものです。
実装している中で困ったこと、エラーをどうやって解決したのか、などの経験からの知識は希少価値が高いです。
自分の経験から得られた知識を記事として公開すると、評価が高い記事になりやすいように思います。
体系的にまとまった知識は価値がある
私の「AWSでサーバーレス設計を考える時の手引き書」の記事は幅広い内容を扱っています。
サーバーレス、テストコード、IaC、ロギング、モニタリング、、、などです。
ただ、これらの知識自体は世の中に結構ありふれた内容でたくさん記事や資料などが存在します。
では、私の記事のどの部分に価値があるのか、世の中にある知識を集めただけじゃないか、と思われるかと思います。
実は体系的にまとまった知識はとても価値があります。
理由は簡単です。体系的にまとめ上げるためには、それぞれの知識に精通する必要があるからです。
サーバーレスとテストコードをほんの少し勉強した程度の人が、それぞれの技術分野を体系的にまとめた記事を書けると思いますか?
もし書けたとしても、内容がとても薄っぺらい記事しか書くことはできないと思います。
あなたの持つ技術スタックが複数あるのであれば、それらを体系的にまとめた内容で記事を書くと、価値の高い記事を生み出すことができる可能性があります。
知っている人が少ない知識は価値がある
当然知っている人が少ない知識は価値があります。
知っている人が少ない知識をどうやって探すのか、と思われるかもしれません。
もちろん難しいのですが、簡単な方法としてはリリースされたばかりの内容を取り扱うというのがあります。
例えば、AWSは頻繁にいろいろなサービスのアップデートが公開されています。
自分が触っているサービスの最新のアップデート内容を検証して、自分の意見を入れた記事にまとめると、価値はとても高くなると思います。
理由としてはサービスが公開されたばかりなので、世の中にその内容を扱った記事はほとんどなく、その内容で調べると自分の記事が一番にヒットする可能性があるからです。
世の中にある例としては、クラスメソッド株式会社さんが公開されているDevelopersIOはAWS界隈ではとても認知度が高いです。
サービスの公開の次の日にはその内容の記事が上がり、たくさんのエンジニアの助けになっています。
内容はそこまで練りこむ必要はなくて、速度が直接価値につながるので、そこまで技術に精通してなくても価値の高い記事を書くことができる方法だと思います。
量を増やすことで価値が生まれる、ただし質を意識すること
「VSCodeおすすめ設定大公開!!おすすめ拡張機能も」では、VSCodeのたくさんの拡張機能を紹介しています。
VSCodeのおすすめ拡張機能を紹介する記事は世の中に大量に存在します。
では、この記事の推しポイントはどこにあるのか?
それは、紹介している拡張機能の量と質です。
世の中には拡張機能を10個程度紹介している記事はたくさんありますが、私の記事では20個程度紹介しています。
その拡張機能は評価の高いものを適当に選んで載せているわけではなく、自分で実際に使って本当に使えると思ったものを厳選して載せています。
しかも、よりユーザが理解しやすいようにできる限りGIF画像を使ってメリットがわかりやすいように記事を書いています。
量を増やすことは価値につながります。
ただし、量を増やすことで質を落としてはいけません。
量を増やすために、自分があまり使ったことがないけれども世の中の評価が高そうな内容で量を水増ししたりすると、記事全体の価値は下がります。
記事全体の価値が下がるのであれば、量を増やすのはやめて、本当に自分のおすすめの内容だけを扱う方が良いと思います。
最後に
自分が労力を使って記事を書く以上、無策で記事を書いても得られるメリットはそこまでありません。
どういう意図で記事を書くのか、自分のために書くのか他の人のために書くのか、他の人のために書くのであれば自分の記事が提供できるメリットは何かを意識して書くのが良いと思います。
IT界隈は知識を囲い込むという文化ではなく、積極的に発信してIT界隈全体で成長していこう、という文化だと思っています。
皆さんの知識を公開することで、助かる人はたくさんいると思いますので、めげずにたくさんの良記事を作っていってください。