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見積もり精度の「不確定性原理」

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量子力学には不確定性原理があって、以下の関係式を超える精度を同時に満たすことはできない。

\Delta x\,\Delta p\geq {\frac {\hbar }{2}}

位置の精度を上げようとすると、運動量の精度は上がらない。

運動量の精度を上げようとすると、位置の精度は上がらない。

これと同じように、作業の見積もり精度を上げようとすると作業の処理速度に干渉が入りすぎる。

作業量の精度・作業速度の精度には一種の「不確定性原理」に似た限界があるのではないか。


経験則


  • 詳細を詳しく記載した見積もりを作成したときは、必ずといっていいほど、見積もりの前提条件が変更になる。


見積もり精度は上がらない。それでも見積もりが必要な理由


  • 待ち受けている困難の度合いを知っておく必要があるため。

  • 作業の優先順位を見定める必要があるため。

  • 早めに手を打っておけるようにするため。


見積もりをこう使うべきでないと個人的に感じている使い方


  • 「何週間でできる言ったよね」

  • まだ十分検討されていないので未知のことがあるのに、知ったかぶりで「このスケジュールでいける」という作らせられた無理な見積もりを妥当な指針として進める。


 Performanceの見積もり精度をあげることを要求しすぎると、開発することになってしまう