1. nakailand

    Posted

    nakailand
Changes in title
+Swiftサーバーサイド入門 Vaporの紹介
Changes in tags
Changes in body
Source | HTML | Preview
@@ -0,0 +1,148 @@
+
+Swiftがオープンソース化され、Linuxでも動作するようになりました。私はSwiftでアプリ開発を普段行っていますが、これを機にサーバー側も書いていきたいと思いました。
+そこで今回はSwift製のWebフレームワークであるVaporを使ってみたので、紹介しようと思います。
+
+## Vaporとは
+ 公式URLはこちらです。 https://github.com/tannernelson/vapor
+ A Laravel/Lumen Inspired Web Framework for Swift that works on iOS, OS X, and Ubuntu.
+ と説明が書いています。PHPのWebフレームワークのLaravelに影響を受けたフレームワークのようです。
+ これを使って、JSONを返すAPIを作成しました。
+
+
+## 前提知識
+Swiftとサーバーサイドの開発の経験があれば大丈夫です。Herokuを使うので、Herokuのアカウントは作成しておきましょう。Herokuの使い方の説明はここでは省きます。
+
+## Swiftのダウンロード、インストール
+最新版のSwiftのスナップショットを手に入れましょう。[Swift.org](https://swift.org/download/) からApple Platforms Xcode Swift Development Snapshotを選択します。ダウンロード後インストールをして、パスを通すためにターミナルで以下を実行します。
+
+ export PATH=/Library/Developer/Toolchains/swift-latest.xctoolchain/usr/bin:$PATH
+
+ そして`swift --version`を実行し、PATHが通っているかを確認しましょう。http://qiita.com/hayashikun/items/fddcdb7c2f9c687bcc80 詳しいことはここを見るとわかりやすいかと思います。
+
+ ちなみにOSはEl Capitan‎じゃないとだめです。アップグレードしましょう。
+
+## 本題に入る前に
+[Hello Server Side Swift](https://medium.com/@LogMaestro/server-side-swift-c965b7ebe6e7#.x2yni2lw8) ここをみればVaporの概要はわかりますし、今回やろうとしていることはそれと同じです。本記事では、詰まりどころや必要知識を補足しながら書いていきたいと思います。
+
+
+まず、サーバーサイドの開発をするならば、そもそもXcodeは使うの?という疑問が出てくると思いますが、安心してください、使います。基本はXcodeでローカルで開発をして、サーバーにデプロイ作業をするという流れになります。今回はHerokuに上げました。
+
+自分でUbuntu上にデプロイする作業が思った以上に詰まりどころが多く、初めは[Perfect](https://github.com/PerfectlySoft/Perfect)でAPIを書いていたのですが、デプロイ作業が面倒すぎてとりあえずそういうのが苦手な方はVaporのほうが良いと思います。Herokuに簡単に上げれますしすぐ動きます。しかもVaporのほうが直感的にやりたいことが書けるのでわかりやすいです。
+
+Railsを使ったことがある人ならイメージが湧きやすいと思いますが、rails sでローカルサーバーを立てて作業をして、本番はHerokuにあげるというようなことを、この記事でしています。
+
+## 本題
+
+説明が長くなりました。では、始めていきます。まずはXcodeで新規プロジェクト (File > New > Project)を作成しましょう。
+templateは OX X > Application > Command Line Toolを選択します。
+
+
+![スクリーンショット 2016-02-18 17.47.26.png](https://qiita-image-store.s3.amazonaws.com/0/61091/c438b2f4-fd2b-9b9e-1288-7d4e4aa42997.png "スクリーンショット 2016-02-18 17.47.26.png")
+
+
+プロジェクト名はServerSwiftTestにしました。プロジェクトを作成すると、以下のようになっていると思います。
+
+
+![スクリーンショット 2016-02-18 17.51.51.png](https://qiita-image-store.s3.amazonaws.com/0/61091/c9c0d4db-519c-bdf6-558f-2adca012c3f6.png "スクリーンショット 2016-02-18 17.51.51.png")
+
+まずはじめに何をするかといいますと、Vaporをインポートします。今まで、Swiftでライブラリをインポートする際にはCocoaPodsやCarthageを使っていたと思いますが、[Swift Package Manager](https://swift.org/package-manager/)というものを使います。
+
+これはSwiftのモジュールを管理するツールで、モジュールのダウンロード、コンパイル、リンクを行ってくれます。
+
+- http://kostiakoval.github.io/posts/swift-package-manager/
+- http://llcc.hatenablog.com/entry/2015/12/10/232643
+- http://qiita.com/hayashikun/items/fddcdb7c2f9c687bcc80
+
+を参照すると使い方などが理解しやすいかと思います。
+
+それでは、VaporをPackage Managerを使ってインストールしていきます。まず、Sourcesディレクトリを作成し、main.swiftをそこに移動させます。次に、Package.swiftを作成しプロジェクトルート配下に配置させます。下図を見ればわかると思います。
+
+![スクリーンショット 2016-02-18 19.08.20.png](https://qiita-image-store.s3.amazonaws.com/0/61091/7602e7a5-50b0-e21e-ee8f-3a7950d4ead9.png "スクリーンショット 2016-02-18 19.08.20.png")
+
+Package.swiftには
+
+ import PackageDescription
+
+ let package = Package(
+ name: "ServerSwiftTest",
+ dependencies: [
+ .Package(url: "https://github.com/tannernelson/vapor.git", majorVersion: 0)
+ ]
+ )
+
+
+
+と書きます。
+
+Main.swiftには
+
+ import Foundation
+ import Vapor
+
+ print("Hello, World!")
+
+ Route.get("hello") { _ in
+ return ["Hello" : "World"]
+ }
+
+ let server = Server()
+ server.run(port: 8080)
+
+と書きます。
+
+これは https://github.com/tannernelson/vapor#json を見ればわかると思いますが、/hello にアクセスすると`["Hello" : "World"]` というJSONを返すAPIです。
+
+## ビルドの準備
+Package Managerを使ってビルドをする際に、Import Pathsを設定する必要があります。
+以下のようにBuild Settingsを開き、import pathsと検索窓に入力し該当箇所に移動します。`$(SRCROOT)/.build/debug`、`$(SRCROOT)/.build/release`と記入してください。
+
+![スクリーンショット 2016-02-18 20.14.13.png](https://qiita-image-store.s3.amazonaws.com/0/61091/dc704cf6-0a46-37a9-e6c7-61575386ad3b.png "スクリーンショット 2016-02-18 20.14.13.png")
+
+
+
+次にターミナルを起動します。プロジェクト直下まで移動し(cd ServerSwiftTest)、`swift build`を実行すると、ビルドが行われ,`.build`ディレクトリができます。
+その後`.build/debug/ServerSwiftTest`を実行するとローカルサーバーを立てることができます。
+
+そして、`localhost:8080/hello`にアクセスすると以下のようになっているかと思います。
+
+![スクリーンショット 2016-02-18 20.58.03.png](https://qiita-image-store.s3.amazonaws.com/0/61091/d20d8a17-90c3-05e1-a9e5-7f90943c6d5b.png "スクリーンショット 2016-02-18 20.58.03.png")
+ローカル環境ですが、JSONを返すAPIを作成することができました。行数も少なく、とても簡単に作れました!次はHerokuにあげて、どこからでもアクセスできるようにしていきましょう。
+
+## Heroku準備
+
+Procfileをプロジェクトルートに作成します。Vimなどのテキストエディタで作成したら大丈夫です。
+`web: ServerSwiftTest --port=$PORT`
+と書きましょう。ServerSwiftTestはプロジェクト名なのでそれに合わせましょう。
+このファイルは、HerokuにServerSwiftTestを実行するように伝える役割があるみたいです。
+
+`ls`を実行した結果が以下になります。
+![スクリーンショット 2016-02-18 20.44.03.png](https://qiita-image-store.s3.amazonaws.com/0/61091/af822e6b-7603-42cb-ae86-8a470bec67f7.png "スクリーンショット 2016-02-18 20.44.03.png")
+
+[synx](https://github.com/venmo/synx)を使って、ディレクトリを整理しています。
+
+http://qiita.com/Yuta/items/fdce62fcb871912629ce これをみればわかると思います。
+別に整理しなくてもXcode上でSourcesを作成していたら問題はないとは思いますが念のため。
+
+## Buildpack
+HerokuにはBuildpackというものがあります。これはアプリケーションをデプロイするたびに、コマンドを実行することができるものです。これでSwiftなどをHeroku上にインストールしています。
+https://github.com/kylef/heroku-buildpack-swift ここに、Herokuのbuildpackがあります。Herokuでappを作成した後、プロジェクトルート直下で
+`heroku buildpacks:set https://github.com/kylef/heroku-buildpack-swift.git --app server-swift-test`
+
+ を実行します。今回は、`server-swift-test`がapp名です。
+ 実行すると以下のようになります。
+ ![スクリーンショット 2016-02-18 20.50.30.png](https://qiita-image-store.s3.amazonaws.com/0/61091/7d4ef929-d17f-5528-f30d-ca82b6ba572a.png "スクリーンショット 2016-02-18 20.50.30.png")
+
+## Herokuへup
+ `git push heroku master`を実行するとHerokuへpushができますが、まだコミットしていないと思いますので、コミットをしましょう。また、`heroku git:remote -a server-swift-test` を実行し、今のプロジェクトのgitのremoteを作成したappにします。
+
+ `git push heroku master`を実行
+
+ ![スクリーンショット 2016-02-18 20.55.10.png](https://qiita-image-store.s3.amazonaws.com/0/61091/7e813dbb-2069-39e6-d22e-419332a8824e.png "スクリーンショット 2016-02-18 20.55.10.png")
+
+これでHerokuへupできました!!
+https://server-swift-test.herokuapp.com/hello
+ へアクセスしてみるときちんとJSONを返してくれています!もちろんこれは私のappなので、是非ご自身で試してみてください。
+
+## さいごに
+以上になります。コード行数も少なくて簡単にJSONを返すAPIサーバーをSwiftで書くことができました。参考になれば幸いです。
+