Mac→Win10リモート接続 キー配列が…
MacからWin10へのリモートデスクトップ接続で、&(アンド)とか*(アスタリスク)とかの場所がおかしくなってて、苦労している方も多いかと。キーマップを変えるアプリを使うなどとか色々ありますが、正直面倒です。
「英数」「かな」キーによる「IMEのオン/オフ」利用も出来ます。少ない手数で管理したいと思っている方のための決定版です。
■ 原因
リモート接続クライアント(Mac)のキー配列が【なぜか】反映されない
■ 選択可能な対応策(さわりだけ)
<今回>Win10側変更(レジストリ変更、セキュリティレベル維持)
→ リモート接続時に「JIS配列キーボードを強制指定」します。
<参考>その他のやり方(今回説明しません)
(A)Win10側変更(セキュリティレベルを下げる設定)
→ Win7まで使えたMicrosoft Remote Desktop Connection Client for Mac 2.1.1を使えるように、Win10のセキュリティレベルをWin7レベルに下げるもの。
(B)Mac側変更(キーマップ変更)
Karabinarというツールを使用。ただしMacOS Sierraではこのツールが使えなくなっているようです?
(C)VNCを使う(Win10側にVNCサーバをインスト)
これも一案。RemoteDesktopのレスポンスが大きく向上した現在では、OSX用のVNCクライアントのレスポンスに物足りなさを覚えます。
■ JIS配列キーボードを強制する
レジストリ触ります (^^;) *お約束の自己責任ということで
<手順1>デフォルトのキーボードマッピングを変更
US配列時のドライバ指定 kbd101.dllをkbd106.dllに変更する
<場所>
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Terminal Server\KeyboardType Mapping\JPN\
<変更内容>
キー値"00000000" (旧)kbd101.dll → (新)kbd106.dll
#<考察>
Win10側コントロールパネルで「ハードウエアキーボードレイアウト」を「日本語キーボード(106/109キー)」に変更できるはずですが、うまく反映されません。この為、上記のような乱暴なやり方をしています。
<手順2>Mac側のリモート接続Appを公式β版に変更
上記<手順1>だけではうまく行きません。おまじないとして、クライアントappを変更する必要があります。
Microsoft Remote Desktop for Mac (Beta)
↑ 一見怪しげなページに飛びますが、MS公式。
- 【参考】HockeyApp - Microsoft Azure
- 公式解説ページです→https://azure.microsoft.com/ja-jp/services/hockeyapp/
■ 最後に
この「キー配列がずれる」件、古いクライアントApp(Microsoft Remote Desktop Connection Client for Mac 2.1.1)では、全く発生していませんでした。
実際、MacOS SierraでもこのApp普通に動きます。この問題の原因は、Windows側のセキュリティポリシー変更により、Win8.1以降で上記Appのプロトコルでは接続できなくなったようです。なので、Windows側のセキュリティを下げればアクセスできます。
実は、Microsoft Remote Desktop for Mac (Beta)でもちょっと前のバージョンでは、この問題解決していました。なのでわざわざこちらをインストールし直している人も多かったかと思います。なぜ、この点が改悪されたかわかりませんが相変わらずこの問題放置されたままです。