service コマンド風の launchctl ラッパースクリプト「osx-service-cmd」をつくってみた

OS X の launchctl を使いやすくする service コマンド風のラッパースクリプトをつくってみました。

Homebrew 等でインストールしたサービスの起動・停止・再起動などに使えます。

動作環境

• launchctl コマンドが搭載されている Mac OS X
  • Mac OS X 10.4 (Tiger) 以上
• OS X 10.10.4 (Yosemite) で動作確認済み

インストール方法

git clone https://github.com/nobutakaoshiro/osx-service-cmd.git
cd osx-service-cmd

./install.sh

/usr/local/bin に service コマンドがコピーされます。
パスが通ってない方は、以下のページを参考にしてパスの設定を行ってください。

• Homebrew コマンドが優先的に実行されるようにデフォルトパスに/usr/local/binを追加する - Qiita

使い方

サービス一覧表示

service list 

LaunchAgents/LaunchDaemons の plist 一覧を表示します

サービス起動

もし ~/Library/LaunchAgents/homebrew.mxcl.mongodb.plist という plist が存在している場合

service mongodb start
# => launchctl load /Users/nobutaka/Library/LaunchAgents/homebrew.mxcl.mongodb.plist

# 以下でも可(部分一致)
service homebrew.mxcl.mongodb start
service homebrew.mxcl.mongodb.plist start

サービス停止

service mongodb stop
# => launchctl unload /Users/nobutaka/Library/LaunchAgents/homebrew.mxcl.mongodb.plist

サービス再起動

service mongodb restart
# => launchctl unload /Users/nobutaka/Library/LaunchAgents/homebrew.mxcl.mongodb.plist
# => launchctl load /Users/nobutaka/Library/LaunchAgents/homebrew.mxcl.mongodb.plist

サービス自動起動ON

service mongodb enable
# => launchctl load -w /Users/nobutaka/Library/LaunchAgents/homebrew.mxcl.mongodb.plis

サービス自動起動OFF

service mongodb disable
# => launchctl unload -w /Users/nobutaka/Library/LaunchAgents/homebrew.mxcl.mongodb.plist

解説

内部的には ~/Library/LaunchAgents, /Library/LaunchAgents, /Library/LaunchDaemons にある plist の中から、第1引数に指定した文字列に部分一致する plist を探して、その plist に対して launchctl load/unload を行っています。
rootの権限が必要なところは sudo をつけて service コマンドを実行してください。

アンインストール方法

rm /usr/local/bin/service

アンインストールはスクリプトを削除するだけです。お手軽簡単です。

注意事項

OS X 環境専用です。OS X 以外の環境では動きません。