【Database🔰】 Oracle SQL (1Z0-071-JPN) 受験体験記

はじめに

こんにちは！
気づいたら社会人2年目になっていました@mto2yma2です

突然ですが、皆様はどのような資格取得に興味があったり、研鑽の一環として資格勉強に励んでいますでしょうか。

様々な外部ベンダーが提供する、数多くの ここまで資格ビジネスしなくてもいいだろ！と思うくらい非常にお高い 試験がある中、今更ですがOracle社が提供している試験、Oracle Database SQL (1Z0-071-JPN) を受験してきました！

振り返れば、ある時の何かをきっかけに勝手にデータベースを頑張ろうと思い勉強を少しずつ始めた気がします、、、

今回はその試験を備忘録程度に振り返っていきたいと思います。

Oracle Database SQL (1Z0-071-JPN) とは？

そもそもOracleが提供するこの試験はなんぞや、といったところですが以下が試験概要、出題範囲になります。

リンク先の公式ページに書いていますが、試験詳細として以下はまず第一に抑えるところでしょう。

• 試験時間：120分
• 出題数：78問
• 合格ライン：63%

ふむふむ、、、、試験時間以外全部キリが悪いな

合格ラインが63%なため計算すると
$$78×0.63=49.14$$
、、、、ん？ということは50問正解しないとダメなのか？
仮に49問正解だった時のことを考えてみよう、、、
$$49 ÷ 78 = 0.628205128…$$
、、、、、62.8%なら四捨五入して63%できっと合格になるだろう
と思っていただいて大丈夫です！！！（責任は負いかねます）

また注意しておきたいこととして、こちらの試験はOracle Master、いわゆるデータベース管理者の技能を問われる試験ではなく、
データベースを使って開発したり、データアナリティクスを行うエンジニアに向けた、SQLの技能を証明するための試験 になります。

とはいえ、データベースに触れる人間として最低限知っておく必要のある、
「そもそもデータベースとはどういうものか」「データベース内のプロセスの動き方」といった知識は抑えておく必要があります。

今後受験される方は、ここあたりの前提は抑えた上で望まれると良いかなと思います！

受験結果と所感

結論ですが、以下試験結果です。

あっっっっっっっっっっっっっぶねぇ………………
49問正解？……でも合格は合格か…とりあえずOK

とまぁなんとか合格することができました……
今後受験される皆様のために受験した感想をお伝えできればなと思います。

• 時間が足りない！
  これは私の回答スピードの問題もあると思いますが、120分を78問で均等に平すと、大体1分30秒 / 問ペースとなります。
  なんだ余裕じゃん！と思ったそこのあなた！
  SQLを解読していると案外時間は足りなくなるものです、、、十分に時間配分は注意しましょう、、、
  　

• かな〜り細かいところまで突いてくる印象
  選択肢を、ぱ〜〜〜〜〜、っと読み進めていると、
  あれどこが違うの？と再度丁寧に見直す部分が多発するかと思います。
  また黒本（後に紹介）の中で、しれ〜〜〜、っと書かれていた箇所も、平気で問題となって現れてきます。
  そのため要点を掴むだけではなく、単語同士の関連付きを意識しながら全体を満遍なく勉強するのが良いかと思います！
  　

• そもそも選択肢が多い、完答しないと部分点すらも入らなさそう
  普通に複数回答の問題が多かった気がします。
  さらに筆者が過去に受けたAWS試験と異なり、おそらく完全解答をしないと点数（おそらく点数というより問題の正解）にカウントされないと思います。

  重箱の隅を突くような問題を複数選択肢で出題しつつ、なおかつ部分点もないなんて、試験に特化した試験のための問題としか思えないような気がしてままならないですが、、、、
  そもそも今時SQLくらい多少間違えても書き直せばいいし厳密さをここまで試験に持ち込まなくても、、、
  　

• 基礎固めは黒本で良いけど試験対策には物足りない！
  皆様もOracleの試験を受ける際はまず購入するであろう黒本ですが、
  中の問題の難易度、量としてはやや不十分かなと思います！

  もちろん私のように、実務経験がないデータベース初心者の人間から見た感想なので、
  現場でバリバリデータモデリングやらデータベースの設計を行なって、しこたまSQLを書いている人にとっては関係ないことかと思います！

勉強材料と勉強時間

まず試験対策として勉強材料ですが以下を使用しました。

通称黒本です。
ページ総数624と、勉強を始める前から諦めたくなるような分量です。
ただ体系的に、そして出題範囲を浅すぎず深すぎずカバーしている本ですので、
資格取得を目指すデータベース初学者の方は、まずは頑張って読み進める本だと思います！！！

ただ、どうしても各章の問題は難易度、そして本番想定の選択肢数といった観点で若干劣るものがあるかなと思っています。
そこで補強の勉強として以下を活用しました！

皆様ご存知大正義ping-tですね〜。
なんとOracle SQL Silverの問題集を無料で利用することができます！！！

正直これをかなりやりこんで対策しました！

提供されている問題を全部解くことはなかったですが、かなり解いていたことを今更思い出しています

これは個人の感覚ですが、
黒本よりも難易度は高く、本番時もping-tと似たような系統の問題が散見されたため、
本番想定の演習としてはかなり良い教材かなと思っています！

大体の勉強時間ですが、合計で60〜70時間はかかっていたのかなと思います。
行き帰りの電車の中でスマホで数問解きつつ、自宅でも30分〜1時間程度の時間をなるべく毎日用意して、試験本番まで準備をしてきました。

　
あとはOracleの試験、そしてSQLとは少し関係ないですが、そもそものデータベースの概要、を学習するのには以下の教材を購入していました！

「なんだよ、これもOracle関連の本じゃないか」と思う方がたくさんいるかと思いますが、
Oracle Databaseの内部アーキテクチャを体形立ててわかりやすくまとめてくれています！

「そもそもDatabaseがわからない」「ACID特性とか聞いたことだけある」「バックグラウンドプロセスとか何もわからない」といった方が最初に手に取る本としてもオススメかと思います！

ソースはデータベース何もわからなかった筆者です！！！

最後に

皆様いかがだったでしょうか、少しは参考になったでしょうか。

やれ生成AIだのMCPだのAgentだの言われている中、
データベースに興味を抱いて勉強をスタートする人間は少ないかと思います()
そもそもいるのでしょうか（）

筆者自身もかなり珍しい方なのでは、と感じてしまいます。
生成AIなどと比べたら華があるようなものではない気がするので、、、

ただ、ありとあらゆる世の中のサービスの根幹にデータベースは欠かせない技術だとも思っています！
Oracle SQLの試験合格を機に、DBAの試験、その他OSSの試験にも手を出して勉強していきたいと思います！