Sakura VPSのubuntu12.04上にgollumを入れる #Ubuntu

Gollumとは、マークダウンで記述するWikiシステムである。gitのリポジトリをそのままデータベースとして利用していること、書いた記事がそのままマークダウンファイルとしてプロジェクトディレクトリにアウトプットされるといった他のWikiシステムにはないシンプルさが特徴である（数式もサポートしている）

これは、Sakura VPSのubuntu12.04上にgollumを入れる備忘録である。それ以上でもそれ以下でもない。

インストール

さらの状態から、gollumをインストールするには以下のコマンド群を実行する。

$ sudo apt-get -yV install ruby1.9.3 rubygems
$ sudo update-alternatives --install /usr/bin/ruby ruby /usr/bin/ruby1.9.3 500
$ sudo update-alternatives --install /usr/bin/gem gem /usr/bin/gem1.9.3 500
$ sudo gem install rubygems-update
$ sudo gem update
$ sudo apt-get install libxslt-dev libxml2-dev
$ sudo apt-get install -yV lib32z1-dev
$ sudo apt-get install libicu-dev
$ sudo gem install nokogiri
$ sudo gem install gollum

まず、gollumを実行するためにはrubyのバージョンが1.9.3以上でなければならないため、apt-getでインストールし、ruby, gemコマンドで実行するバージョンを1.9.3に変更する（3行目まで）。次に必要なパッケージをインストールし、最後にgollumをgemでインストールする

実行

gollumの初期実行は以下の通り。

$ mkdir notes
$ cd notes
$ git init
$ gollum —mathjax

その後は、

$ cd notes
$ gollum —mathjax

で実行できる．

認証

そのままだと、自分の研究ノートがさらされるので、Basic認証くらいはかけておく。
gollumのプロジェクト下にauth.rbを生成し、以下のコードを書く。usernameとパスワードは、各自変えること。

auth.rb

module Precious
  class App < Sinatra::Base
    use Rack::Auth::Basic, "This is private wiki" do |username, password|
      [username, password] == ['yukke', 'passwd']
    end
  end
end

後は以下を実行すれば良い。

$ cd notes
$ gollum —mathjax —config auth.rb

ファイルのアップロード

 —allow-uploadsオプションを有効にする。

$ cd notes
$ gollum —mathjax —config auth.rb —allow-uploads

参考サイト

今後の取り組み

できればデーモン化までやりたい（今は、screenで実行している）