ノートとしてのメリット

そもそも私がQiitaに記事を書くようになったのにはきっかけがあります。

まず前提として、人間は忘れる生き物です。
そして、忘れたことを
あーなんかこれ、一年前にやったけどどうやったかな？
と何度も同じことを調べるのは無駄な時間だと思います。

そのため、元々は私はメモ魔で、
(石原さとみさんを仕留めた社長様ほどではないですが)
覚えたことはノートに取るようにしていました。

ただ、ノートって見返すのめんどくさいんですよね。
リンクがないから目当ての内容がすぐ見つからないし、せっかく見つけた良いサイトをブックマークできないし。
何よりソースをわざわざ丸写し
するなんてアホらしいと思うようになりました。

さて、そうなると必然的に
パソコン上にメモを取ることになるのですが、
SIerの出向型SEの場合だと自分のパソコンを出向先に持ち込めない事が多いでしょう。

また、現場も変わることが度々あるので
パソコンでメモをとっても、
せっかく自分で作ったアウトプットが
いつかは無くなってしまいます。

そこで、休日の少しの時間を使って
自分のノート、あるいは参考にしたサイトを
家のパソコンでQiitaの記事にするのです。
※くれぐれも借りてるパソコンからはダメですよ

そして一度、記事にさえしてしまえば
ネット環境さえあれば携帯からでもパソコンからでも記事が見れます。

自分のアカウント名さえ覚えておいて
アカウント名を検索すれば
ログインする必要もなく、
コンプライアンス的にも問題なく
いつでもどこでも自作のノートを見ることができるのです。

アウトプットするメリット

また、アウトプットすること自体に
自他共に大きなメリットがあります。

まずは、
①自分で考える
②手を動かして成果物を作り上げる
③人に伝える
というプロセスを踏まえる事で
脳により強く記憶として残すこができます。

ただ読んだだけでわかった気になってしまう事は多いですが
他人へ説明できるレベルまで
自分の頭の中での理解が達して、本当の意味での理解です。

自分ではわかった気になっている事でも
有識者の方から見れば理解度が浅かったり、
間違っているような事は往々にしてあります。
他人から見ても納得できるまでの理解度にまでしましょう。

私も多くの指摘コメントを頂いてきましたが、
いただけるコメントの一つ一つが自身の理解度を深める有り難い資産になっています。
(まだまだ未熟者ですが

さらにこのQiitaの記事は
自分から見た時にはノートですが、
他者から見た時にはあなた自身の立派なポートフォリオにもなるのです。

将来的に転職などを考えているのであれば
その時にあなたが自分の為に作っていた
ノートたちが自身の技術理解のエビデンスとしての効果を発揮する事でしょう

最初は、
Qiitaに記事を書く。
と思うと尻込みしてしまうかもしれません,

しかし、
Qiitaに上がっている記事の約半数は
いいねが1以下のカス記事なのです。
(自然現象は正規分布ではなく冪乗分布を取るケースが多いです。)

「スタージョンの法則」というものがあります。
「どんなものも、その90%はカス（crud）である」
あなたの記事がカスであろうと、気にすることはありません。
なぜなら他の大多数9割もカスなのだから。

また、SBIホールディングスの北尾社長が
事業戦略の基本観として掲げる、
哲学者ヘーゲルの弁証法の一つに、「量質転化の法則」というものがあります。

カスがある一定の量に達した時には質が転化するのです。
塵も積もれば山となるということですね。

あなたの書いた自分の為のノートは、
行く行くはQiitaへの貢献、そしてIT業界にとっての資産となるのです。

さぁそれではあなたも
今日仕事をしてきて何か学んできたことがあると思います。
早速それをQiitaの記事にしてみましょう。

ただし、利用規約とガイドラインには目を通しましょうね
利用規約
 コミュニティガイドライン
 良い記事を書くためのガイドライン
※shiracamusさん、コメントいただきありがとうございました。

以上、カス記事でした。