加算合成とは
複数の信号を足しあわせていく合成方法。オルガンのストップ(音栓)を開いてパイプの音を足しあわせていくのに似ている。

岐阜ふれあい福寿会館のサラマンカホールの辻オルガン
オルガン式加算合成
基本形
鍵盤からMIDIノートナンバーを貰って、[mtof]で周波数に変換。それを[cycle~]に突っ込んで、キーボードをクリックするとその音程が鳴る。 Toggleのオン/オフで制御すればストップっぽい。
[cycle~]の上にある「8'」は「8フィート」の意味。オルガンでヘ音記号における下第二線のC音を鳴らすために必要な開管のパイプ長が8フィートになることから。4フィートなら1オクターブ上の音、16フィートなら1オクターブ下の音が鳴る。
例:
・16' 1オクターブ下のドの音
・8' ドの音
・4' 1オクターブ上のドの音
・2' 2オクターブ上のドの音
・1' 3オクターブ上のドの音
協和

完全5度や完全8度は振動比が小さく協和しやすい(ノイジーにならない)。なので、パイプオルガンのパイプは基音に対してオクターブか5度を足したものが多い。
複数のストップをつける

付けたいストップをコピペしただけ。[mtof]の直前で+12すればオクターブ上、+7すれば完全五度上になる。
ハモンドオルガン

電子式にしたオルガンの一つにハモンドオルガンがある。

これは、ストップそれぞれの音量を変えることが出来る(引くほど大きくなる)。
ハモンドオルガン型加算合成

先ほどToggleを使ってオン/オフをしていたところを[gain~]に変更した。これでそれぞれの倍音をコントロールすることができる。

