Windows Subsystem for Linux を使えば、Ricty 作者が示した手順どおりでフォント Ricty が生成できたので記録しておく。
ただし、Subsystem for Linux のインストール手順は含んでいない。また、以下の手順で、同じ結果が得られることは保証しない。
Ricty 作者のページ
https://www.rs.tus.ac.jp/yyusa/ricty.html
手順
- 作業フォルダを決め、その直下に
.fonts
フォルダを作成する。以下は、作業フォルダをC:\temp\ricty
として説明するので .fonts はC:\temp\ricty\.fonts
になる。 - GitHub から Inconsolata を .fonts フォルダにダウンロードする。
Inconsolata-Bold.ttf
とInconsolata-Regular.ttf
が必要になる。 -
プログラミング用フォント Ricty から
ricty_generator.sh
とos2version_reviser.sh
を .fonts フォルダにダウンロードする。 -
M+ と IPA の合成フォント から
Migu 1M
を .fonts フォルダにダウンロードする。 - スタートメニューなどから Ubuntu コンソールを開く。
いつの間にやら、エクスプローラで Shift キーを押しながらフォルダを右クリックしてLinux シェルをここに開く
でもコンソールが開くようになっている!
- FontForge をインストールする。
~$ sudo apt-get install fontforge
- Ubuntu で作業フォルダに移動する。
cd /mnt/c/temp/ricty
- 生成スクリプト
ricty_generator.sh
を実行する。
sh ricty_generator.sh auto
- 完了
確認した環境
- Windows 10 Home (バージョン 1903)
- Ubuntu 18.04.2 LTS (Bionic Beaver)