記事を読んでいただきありがとうございます。
モブエンジニア(@mob-engineer)です。
podmanを用いてコンテナ構築時、デフォルトのイメージ保管先ディレクトリの容量が足りずエラーになるという現象に遭遇しました。ワークアラウンド策について見つけたので備忘のために残しておきます。
利用ケース
- 一時的に容量が多いディレクトリへイメージを保存する場合
ワークアラウンド
--root のオプションを付けて実行することでオプション指定先に保存されます。
$ podman load -i <イメージパス> --root <格納先>
注意点
上記コマンドでロードした場合、--root <格納先>オプションを付けないとロードしたイメージが表示されません。
# イメージ情報が表示されない
$ podman images
# イメージが表示される
$ podman images --root <格納先>
あくまで、ワークアラウンド策なので一時的に利用(任意のリポジトリへpushしたらローカルへ保存しているイメージは削除する)場合に利用するワークアラウンド策となります。恒久的に格納先フォルダを変える場合は「~/.config/containers/storage.conf」の設定を変えてください。
まとめ
podman自体は使い勝手がいいので、これからもpodmanに関するTipsを見つけたら都度アウトプットします。
参考ドキュメント
podman-system-prune(不要なリソースの削除)