はじめに
Pythonを始めたばかりの人にとって、requirements.txt は「なんか見たことあるけど、よくわからない…」という存在ではないでしょうか?
この記事では、**初心者向けに「requirements.txtとは何か」「なぜ必要なのか」「どう使うのか」**をやさしく解説します。仮想環境との連携方法や、実際の活用例も紹介しますので、この記事を読めばすぐに実践できるようになりますよ!
📦 requirements.txtってなに?
requirements.txt は、Pythonプロジェクトで使っている外部ライブラリ(パッケージ)を一覧にしたファイルです。
このファイルを使えば、プロジェクトを共有する際に「必要なライブラリがインストールされてない!」というトラブルを防ぐことができます。
🔧 なんのために使うの?
例えばこんなときに便利です:
- ✅ チーム開発で同じ環境を再現したい
- ✅ サーバーや本番環境にデプロイしたい
- ✅ 仮想環境を作り直したい
- ✅ ライブラリのバージョン差による不具合を防ぎたい
🛠️ requirements.txt の作り方・使い方
▶️ ステップ1:必要なライブラリをインストール
pip install requests pandas
▶️ ステップ2:requirements.txt を作成
pip freeze > requirements.txt
中身はこんな感じになります:
pandas==2.1.4
requests==2.31.0
▶️ ステップ3:他の人が環境を再現するには?
pip install -r requirements.txt
これで同じ環境が一瞬で再現できます!
🧠 バージョンの指定ってどう書くの?
| 書き方 | 意味 |
|---|---|
==1.2.3 |
完全に一致(推奨) |
>=1.2.3 |
そのバージョン以上 |
<=1.2.3 |
そのバージョン以下 |
~=1.2.3 |
近いバージョンを許容(例: 1.2.x) |
例:
flask>=2.0.0,<3.0.0
🧪 仮想環境と一緒に使うのが基本!
仮想環境を使うことで、他のプロジェクトとのライブラリのバージョン衝突を防げます。
仮想環境の作成
python -m venv venv
仮想環境の有効化
-
Windows:
venv\Scripts\activate -
macOS / Linux:
source venv/bin/activate
この状態で pip install → pip freeze > requirements.txt の流れが王道です。
💡 よくある疑問Q&A
❓ Q. 自分で手動で書いてもいいの?
はい、OKです!こんなふうに手で書いても動きます。
requests==2.31.0
numpy>=1.25
📌 まとめ
| 項目 | 説明 |
|---|---|
requirements.txt |
使用ライブラリの一覧ファイル |
pip freeze > requirements.txt |
ファイルの作成方法 |
pip install -r requirements.txt |
環境の再現方法 |
| 仮想環境(venv) | ライブラリの競合を防ぐ |
🚀 おわりに
Pythonのプロジェクトをしっかり管理するには、requirements.txt は欠かせない存在です。この記事を参考に、自分のプロジェクトにもぜひ取り入れてみてください!
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