PIXPRO SP360を会社で買ってあったのですが、いまいち使い道がなく持て余していました。スマホで画像が見れたりするのはいいのですが、アプリインストール必要だし、peer-to-peerで接続しなくてはダメなので、遠隔地にストリーミングとか無理だよなと思ってました。
ところが、このページにある方法を試したら、ブラウザでアクセスすればアプリ無しでもSP360の画像がストリーミングっぽく見れることが分かりました。この場合、PCとSP360はWiFiで直接繋がっている必要があります。
私がやりたかったのは、遠隔地にいるチームとの朝会で「えーと、今日はみなさん揃ってますか?」という場面での利用でした。HTTPで画像を取得できるのなら、あとはそれをリレーしてやればいいだけですね。というわけで、SP360とWiFiで通信しつつ、reverse proxyで画像を中継するようにRaspberry Piを設定しました。
Raspberry Pi と SP360 との接続
Raspberry PiにWiFiのドングルをつないで、SP360と接続する設定をします。難しいことは何もありません。
$ cat /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
network={
ssid="PIXPRO-SP360_XXXX"
psk="12345678"
proto=RSN
key_mgmt=WPA-PSK
pairwise=CCMP
auth_alg=OPEN
}
reverse proxy の設定
nginx使いました。あとはこのページの通りにやっただけです。
$ cat /etc/nginx/sites-enabled/raspberry.pi.conf
server {
listen 8080 default;
server_name raspberry.pi;
access_log /var/log/nginx/raspberry.pi.access.log;
location / {
proxy_pass http://172.16.0.254:9176/;
proxy_redirect default;
}
}
SP360の画像を見る
これで、Raspberry Piのアドレスを指定して、http://<Raspberry Piのアドレス>:8080/
とすれば、SP360の画像が見られるはずです。なお写真の通り、Raspberry Piにイーサネットもつないでいて、上記の「Raspberry Piのアドレス」は、eth0に割り当てられているアドレスのことです。