C++とは異なる、JavaScriptのローカル変数のスコープ

JavaScriptではローカル変数のスコープの仕組みがC++やJavaの感覚とは違うようなのでメモ。

if文やfor文にブロックスコープは無い

ブロックの外側からでも内側の変数にアクセスできる。

ブロックの外側からアクセスできる

for(var i=0; i<10; i++){
    var hoge = 1234;
}

document.write(hoge);    //表示:1234

if文やfor文だけではなく、関数以外の他の{}で囲まれたブロックにも同じことが言える。

変数宣言より前でも扱える

ローカル変数はその関数内の全ての場所で有効になる。

もし関数の真ん中で変数宣言をしていても
関数の先頭からその変数にアクセスできる。

function test(){

    i = 10;

    var i;

    document.write(i);    //表示:10
}

関数内で行われた変数の宣言は
全て関数の先頭に移動させられるといった感じ。

これが

function test(){

    document.write("Hello World !!");

    var xx = 1234;
    var yy = 555;

    for(var i=0; i<10; i++){
        var sum = xx+yy+i;
    }
}

こうなる感じ

function test(){
    var xx;
    var yy;
    var i;
    var sum;

    document.write("Hello World !!");

    xx = 1234;
    yy = 555;

    for(i=0; i<10; i++){
        sum = xx+yy+i;
    }
}