gitでコマンドの使い方がわからなかったらググる人も多いと思いますが、普通にコンソールでもマニュアルが読めますよ。
例えば、 git add
のヘルプを見たいときは次のようにすれば良いです。(どちらのコマンドも同じ内容)
$ git help add
$ git add --help
インストール方法によっては man
コマンドでも同じヘルプページが表示できます。
$ man git-add
でも、英語で非常に読みづらい、とか思いますよね。英語に関してはがんばって読んでください(;´∀`)
同じヘルプページはオンラインでも読めます。 https://git-scm.com/docs
もう一つ読みにくいポイントはコマンドライン引数やオプションの指定方法に関して書かれた部分 SYNOPSIS
です。
SYNOPSIS
git add [--verbose | -v] [--dry-run | -n] [--force | -f] [--interactive | -i] [--patch | -p]
[--edit | -e] [--[no-]all | --[no-]ignore-removal | [--update | -u]]
[--intent-to-add | -N] [--refresh] [--ignore-errors] [--ignore-missing]
[--chmod=(+|-)x] [--] [<pathspec>...]
Linuxの man
コマンドに慣れている方は割とすんなり読めると思いますが、読み方を少し書いておきます。
文法
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[ A ]
: 任意で入力できる項目。あってもなくても良い。Optional。-
[--refresh]
:--refresh
というオプションを指定可能。なくても動く。
-
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[ A | B ]
: A または B のどちらかを指定可能。-
[--verbose | -v]
:--verbose
というオプションを指定可能。 この場合、-v
は同じ意味の省略形。 -
[--[no-]all | --[no-]ignore-removal | [--update | -u]]
: この場合、--all
,--ignore-removal
,--update
は同時に指定できないことを示す。
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( A | B )
: A または B を必ず指定。-
[--chmod=(+|-)x]
:--chmod
オプションを使うときは+x
または-x
で指定する。
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<A>
: 変数。リビジョン番号やブランチ名、ファイルパスなどが入る。-
<pathspec>
:file1
とかdir1/*
とかdir1/**/*.ext
とか。
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A...
: Aの繰り返し。-
<pathspec>...
:file1 file2 file3
のようにスペースで区切って指定可能。
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参考 : git用語集
pathspec
や ref
, commit
などのgitの概念を示す用語がSYNOPSISにところどころ出てきますが、これらの単語に関しても実はヘルプページがあります。
$ git help gitglossary
気になる人は頑張って読んでみましょう。オンラインで読めるページもあります。