Surface Pro 9 で NVMe ネイティブドライバ有効化前後のベンチマーク結果
環境:
- マシン: Surface Pro 9
- インターフェース: PCIe 3x4 NVMe(M.2)
- CPU: Core i7 1255H
- OS: Windows 11 Home
- SSD: WD PC SN740 (SDDPTQD-1T00, 1TB NVMe) ←3年前に換装
- NVMeはPCIe 4x4ですがPC側の制約により3x4で動作
- 測定方法: CrystalDiskMark 9.0.2 x64
- 対象ドライブ: C:(使用率 約62%)
やり方は以下を参照させて頂きました。(私の環境では最大2.8倍高速になりました。)
実際には、3つのレジストリを追加するだけです。以下のテキストファイルをenable-native-nvme.regという名前で作成し、ダブルクリックすればレジストリに追加されます。
その後、再起動しました。
最悪PCが起動しなくなることもあるそうなので例のごとく自己責任でお願いします
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Policies\Microsoft\FeatureManagement\Overrides]
"156965516"=dword:00000001
"1853569164"=dword:00000001
"735209102"=dword:00000001
ベンチ結果(Before → After)
| Test | Read Before | Read After | 変化率の目安 | Write Before | Write After | 変化率の目安 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| SEQ1M Q8T1 | 3470.94 | 3358.35 | ほぼ同等 | 1225.72 | 3024.05 | +147% (約2.5倍) |
| SEQ128K Q32T1 | 3483.15 | 3477.48 | ほぼ同等 | 1307.10 | 3009.58 | +130% (約2.3倍) |
| RND4K Q32T16 | 2058.24 | 3043.72 | 約 +48% | 352.46 | 1009.08 | +186% (約2.9倍) |
| RND4K Q1T1 | 44.18 | 55.44 | 約 +25% | 156.80 | 179.88 | +15% |
※単位はいずれも MB/s。
観察ポイント
- シーケンシャル書き込み(SEQ1M / SEQ128K)のスループットが 約2.3〜2.5倍 に向上。
- 小さめブロックのランダムアクセス(RND4K Q32T16)は、
- 読み込みが約 1.5倍
- 書き込みが約 2.9倍
と大きく伸びている。
- 体感に効きやすい低キュー(RND4K Q1T1)でも、
- 読み込みで約 +25%
- 書き込みで約 +15%
程度の改善が見られた。
エビデンス等
メモ: 以下はチャッピーがどうしても書きたいというからしょうがなく
- 本計測は、Windows 11 上で NVMe ネイティブドライバ相当の機能を有効化した状態と、無効状態を比較したもの。
- あくまで 1 台の SSD(WD PC SN740 SDDPTQD-1T00)での結果であり、すべての環境で同様の伸びを保証するものではない。
- 設定内容は現時点では公式に Windows 11 向けとしてアナウンスされている機能ではないため、
検証用途以外で適用する場合は十分なバックアップと自己検証が前提。
Proxmoxを開発に使用している方は私の他の記事も見ていって下さい。マルチプロジェクト環境構築スクリプトを公開しております。
追記:
これはデスクトップに反映したらもっと!という期待をしたのですが、見当違いでした。全然早くなりません。確かに他の記事見てもノートに適してると書いてありました。
デスクトップ(Samsung SSD 980 PRO 1TB)での比較結果
- マシン: pve2 自作デスクトップ(Asrock Z790 Pro RS/D4, Core i7-12700K, RAM 96GB)
- OS: Windows 11 Pro(Proxmox VE とデュアルブート構成の Windows 側)
- SSD: Samsung SSD 980 PRO 1TB (NVMe, システムドライブ)
- 測定方法: CrystalDiskMark 9.0.2 x64
- プロファイル: 3回 / 1GiB
- 対象ドライブ: C:(使用率 約11〜12%)
| Test | Read Before | Read After | 変化率の目安 | Write Before | Write After | 変化率の目安 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| SEQ1M Q8T1 | 6515.24 | 6677.67 | 約 +2.5%(ほぼ同等) | 4942.35 | 4941.65 | 約 -0.0%(完全に同等) |
| SEQ128K Q32T1 | 7077.52 | 7058.83 | 約 -0.3%(ほぼ同等) | 5173.65 | 5169.68 | 約 -0.1%(ほぼ同等) |
| RND4K Q32T16 | 4126.86 | 4189.96 | 約 +1.5%(誤差レベル) | 4240.89 | 4309.40 | 約 +1.6%(誤差レベル) |
| RND4K Q1T1 | 91.08 | 91.95 | 約 +1.0%(誤差レベル) | 233.39 | 239.52 | 約 +2.6%(わずかに向上) |




