LoginSignup
13
12

More than 5 years have passed since last update.

JPAを使うときの指針メモ

Last updated at Posted at 2014-03-31

はじめに

JPAを使うときの指針メモです。

JPQLではなくCriteriaを使う

SQLを知っているとJPQLの方がとっつきやすいのですが、以下の理由からCriteriaを使ったほうがよさそうです。

CriteriaはDB変更に強い

JPQLはタイプセーフではないので、Entityクラス名や変数名が変わってもコンパイルエラーになりません。
対応箇所は自分で洗い出すか、動かしてエラーになるまでわかりません。
一方Criteriaは、Entityを変更した時点でコンパイルエラーになるので対応箇所がすぐにわかります。

JPQLをデバックするのは大変

SQLと違ってDBのコンソールで試すことが出来ないので、SQLの感覚で長いJPQLを書いてエラーになったらデバックするのがかなり大変です。
エラーメッセージとにらめっこする羽目になります。

コード例

JPQLのサンプル
// nameが"aaa aaa"のデータを検索
List<User> users = User.find("name", "aaa aaa").fetch();
Criteriaのサンプル
// nameが"aaa aaa"のデータを検索
Session session = (Session) JPA.em().getDelegate();
Criteria criteria = session.createCriteria(User.class);
criteria.add(Restrictions.eq("name", "aaa aaa"));
List<User> users =  criteria.list();

※サンプルコードはPlayFramework1.2系のものです。参考程度に見ていただき、実際の書き方は各FWのサイト等でご確認ください。

JPAからいきなりDTO(画面に表示するためのオブジェクト)にマッピングしようとしない

クエリの結果は単項目かEntityオブジェクトの形で受け取るのが普通です。
複数のEntityから任意の項目を取得したい場合、JPAでは単純なクエリを投げて、結果をEntityとして取得します。
複数Entityの情報が必要な場合は複数回クエリを投げて、ビジネスロジックでオブジェクトを操作してDTOに詰め直します。

jpa.png

慣れるまではSQLで書けば一発なのにムキー!となりますね。

13
12
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
13
12