はじめに
今まで後輩と2人でやっていたプロジェクトが後輩1人でやる事になって(私が離任になって)不安がっていたので以前qiitaで読んだ下記の記事を実践することにしました。
おかげ様で今のところ上手くいっています。
そして下記の記事をみたので、自分も記事を書いてみました。
内容
準備
当初は付箋を考えていたのですが、貯金が趣味だそうなので、少しでも本気になってもらえるように本物の金貨のようのように質感のある、金色の金属のおもちゃコインを選びました。(楽天で探して3000円(自腹)でした)
あとコインを使う時はガラスのビンに入れるようにして「チャリーン」と音をさせて、使用感を出すようにもしました。
ルール
- まずチームのリーダーと話し合って1ヶ月(20人日)で自分が捻出できる稼働が2人日(15時間)という取り決めをしました。
- そこからコインが30枚なので、コイン1枚30分という単位になりました。
- 強制的に毎日話すタイミングを作るため、毎朝出社したらコイン1枚渡すログインボーナス制にしました。
- 営業日が20日で1ヶ月に30枚配るには、ログインボーナスの1日1枚では配りきれないので、月初に10枚まとめて渡す事にしました。
- 質問をしない(自分で考え抜く)ことのインセンティブとして、質問しなかった次の日はボーナスコインを渡すルールも追加しました。
全ルール
・月初に10枚支給
・ログインボーナスで毎日1枚支給
・ログインボーナスは日の最初の処理
・コイン1枚で30分の質問タイム
・たとえ1分でもコイン1枚必要
・30分を超えたらコイン1枚追加してから継続
・コインを使わなかった日の次の日は+1枚ボーナス
・コインの上限は30枚
・こちらの本業が忙しい場合はコインは使えない
結果
今年の4月から始めて、4月5月はそこそこコインを使いましたが6月にはコインがカンストしてしまいました。
成長して、ほぼ独り立ちができた、と言ってもいいと思います。
※ただし2人で実施する決まりのある本番作業等があるので完全に1人ではできない状態です。
実施例
(ログインボーナスを渡す時に)
<「ちょっと質問あるんですが、今日は時間ありますか?」
<「午前中ならいいよー」(簡単な質問をした時)
<「このように、これをこうすればできます。(カタカタカタッ、ターン!)」
<「まだ時間があるので、追加で質問します!」調査が必要な質問の時
<「その調査だとたぶんコイン1枚じゃ足りないな。3枚ぐらい使うけど本当にやる?」
<「・・・もうちょっと自分で調べてみます」
振り返り
- 質問のタイミングを確認や調整したり、質問をまとめたり、自分で考えるようになったり、ルールの狙い通りの効果が出たように思います。
- こちらができるのは仕組みを用意するだけで、成長には本人の努力が一番重要だと思います。
・たとえ1分でもコイン1枚
このルールは後から追加したのですが「ちょっとだけ」の質問が激減したので、こちらとしては凄く助かりました。
別プロジェクトの作業を一旦止めて、また再開するのに割とエネルギー使うんですよね。
おわりに
@ysktsuna さん、@takkii1010 さん、参考になるを記事本当にありがとうございました!