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Windows 10 1709(Fall Creators Update)における Hyper-V の仮想スイッチ

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  • 既定のスイッチてなにさ
  • ネットワークブリッジてなにさ
  • ネットワークアダプタは仮想のが優先ってマジですか

 2017年10月に公開された Windows 10 1709(Fall Creators Update)以降で Hyper-V を有効にすると、自動的に出てくる「既定のスイッチ」。

DXbwgWmU0AA7jID.jpg

 何度何回何べん消しても自動的によみがえるネットワークアダプタ。
 よみがえるならすぐよみがえればいいのに、忘れたころになって突然よみがえってくるネットワークアダプタ。

「識別されていないネットワーク」という表示なのにも関わらず、それを使用する仮想マシンからは通信できるのがまた紛らわしい。

 このネットワークアダプタは、仮想マシン用のルータとして、プライベートネットワーク、NAT、DHCP などを提供してくれるものらしい。Virtual Box で言うところのホストオンリーアダプターってやつに相当するらしい、ということを最近になって知った程度の知識でちょっとその挙動について調べてみた。

初期状態

 物理マシン(管理マシン;Window 10 1709)にご家庭用フレッツ光ルータからLANケーブルが1本つなっがていてインターネットにもアクセスできる、基本の状態。
 Hyper-V はまだインストールしていない。

1.PNG

 ネットワーク構成はOSからルータまで一直線。

11.PNG

「既定のスイッチ」 - Hyper-V のインストール後

 Hyper-V をインストールして、再起動した直後の状態。
「既定のスイッチ」vEthernet アダプターが現れた。

3.PNG

 vEthernet は、自前のスイッチというより、ルータだと言ったほうが分かりやすい。(Microsoft は「アダプタというよりネットワークだ」と言っているらしい。)

 自分自身が「イーサネット」とは別系統のプライベートIPを持ち、172.31.125.xx/28 の範囲で仮想マシンに IP を自動的に割り当てることができる(DHCP 機能)。

 また、仮想マシンからイーサネットへの NAT 接続も提供しているので、仮想マシンからインターネットへもアクセス可能。(その逆は、設定しない限り不可。)

12.PNG

 「既定のスイッチ」が標準搭載となったことで、仮想マシンを管理マシンと同じネットワークに置く必要がなくなりました。会社の社内ネットワークがきっちり管理されてる場合に「仮想マシンをつなぐからIPをくれ」って言って情シスに怒られることもなくなりました。

 あるいは、物理マシン内で閉じたネットワークを作った際に、DHCP サーバや NAT 機能を持った仮想ゲートウェイを自前で立てる必要もなくなりました。

 まあ、今までに比べれば、はるかに便利。

外部ネットワーク仮想スイッチ - 仮想アダプタ優先?

 仮想スイッチ「vHome」を作成してみました。

4.PNG

 物理アダプタにつながる「外部ネットワーク」接続で、管理OSに対して「アダプターの共有を許可」しています。

5.PNG

 すると、「イーサネット」アダプタからネットワーク識別名(ここでは "40167E32D3FC-5")が消えて、「有効」とだけ表示されるようになりました。
 代わりに、いま追加した「vEthernet (vHome)」にネットワーク識別名が表示されています。

13.PNG

 管理マシンから物理アダプタが見えなくなりましたが、その代わりに「vHome」が差し込まれました。「vHome」は物理アダプタとまったく同じ挙動をするので、管理マシンから見た場合、構成には何の変化もありません。

やっちゃいけない外部ネットワークの共有不許可

 と、ここで、仮想スイッチ「vHome」について、管理OSに対する「アダプター共有を許可」をオフにしてしまうとどうなるでしょう。

6.PNG

 こうなりました。

7.PNG

 このときのネットワーク構成はこうです。

8.PNG

「vHome」が管理マシンに対して共有不可ですので、切断されちゃいました。
 こうなると、管理マシンからはどこにもアクセスできなくなります。

 外部ネットワーク接続の仮想アダプタは、基本的に、管理OSに対して共有するようにしましょう。

「ネットワークブリッジ」 - Wi-Fi 特化ブリッジ?

 さて。
 仮想スイッチ「vHome」を削除して、元の状態に戻しました。

14.PNG

 次に、物理マシンに無線LAN子機をつないで、物理ネットワークアダプタを2つにしてみました。

15.PNG

 この状態で、無線LAN子機への外部ネットワーク接続仮想スイッチ「vHomeWiFi」を作成してみました。

16.PNG

 仮想スイッチ「vEthernet (vHomeWiFi)」と一緒に、「ネットワークブリッジ」なるものも出てきました。
 そのプロパティをみると、物理アダプタ「Wi-Fi」にだけチェックが入っています。

17.PNG

 ネットワーク構成図はこんな感じ。

18.PNG

 仮想スイッチの接続先としては Wi-Fi 物理アダプタを設定する(そしてHyper-V仮想スイッチマネージャーでもそう表示される)ものの、実際には先にブリッジに接続して、そこから先は、(もし複数の物理アダプタがつながっていれば、)負荷分散とかフェールオーバーとかやってくれるっぽい。

 これまでは、外出中に Hyper-V の Wi-Fi アダプタを使って移動しながら作業してるとすぐ切れる、復活しない、とたいそう評判だったそうです。なので、Wi-Fi アダプタを使う場合にはネットワークブリッジの仕組みを標準でねじ込んで来るようになったんですね。

 まさに無線向けの機能と言えます。

 有線(イーサネット)もブリッジに追加できるようなんで、追加してみました。

19.PNG

 「イーサネット」物理アダプタにも「ブリッジ」と表示されているので、ネットワークブリッジは有線と無線の両方で負荷分散とかフェールオーバーとかしてくれるようになったのかと思います。(試してませんが。)

20.PNG

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