この記事について
WEBメディア(キュレーションメディア/オウンドメディアなど)をグロースする際は、データを活用した改善を行う事が有効に機能するケースが多くあります。
但し、正しい方法を知らないと、逆に誤った指標を良くする所に時間を使い過ぎてしまったり、部分最適に陥ってサービス全体をグロースできないという事態に陥ります。
本記事では、【記事メディア改善にデータを活用する方法】についてある程度、汎用性を持たせた形で解説します!小難しい話は含めていないので、ざっくりと分かるはず。
対象読者
- GoogleAnalyticsは取り敢えず埋まっているけど、改善への活用方法で悩んでいる方
- KGI・KPIなどメディアの目標設定でつまづいている方
概念編〜データ・分析の役割・限界を理解する〜
そもそも ”データ分析”って何するもの?
記事メディアの改善という文脈では、行った施策の評価を行う1つのツールである。位の割り切り具合で考えます。重要なのは、Actionのみで、得た知見を元にどれだけ実際の改善施策を実施できたかが重要!
現状把握用途で、行う日次や週次のレポートも、あくまで目標と現実のギャップを明らかにし、何らかの対応策をActionするために作成している意識が肝心なのでは!
メディアのデータ活用ステップ
- 1.安定して記事をデリバリーできる体力がある
- 2.記事供給の体制がある上で、目指すべき目標が決まっている
- 3.データを有効に活用できるステップ
メディアのカイゼンは2つに分けて考える
- 大きく分けると①記事コンテンツ自体の改善 と ②メディア全体での改善 の2つに分かれるので、どちらかに偏っていないか、バランスを取りながら、改善を行う。
- ①記事コンテンツ自体の改善
- 例)
- 適切なSEOキーワードの使い方
- 読了率の高くなる文字量構成
- SNSシェア率の高いアイキャッチ画像の探求
- ページングの有無 ...etc
- 例)
- ②メディア全体での改善
- 例)
- 記事本数
- CVボタンのデザイン調整
- 回遊性向上のためのサイトデザイン
- シェアボタンのスタイル ...etc
- ①記事コンテンツ自体の改善
KGIとKPIの関係性
そもそもの実現したい事があり、それが数値(KGI)に落ちる。KGIは実際の現場ではあまり意識することはなく、KPIを目標にゴリゴリ改善をすることで、結果的に達成される関係性。
-
KGIが決まれば、ウォッチすべきKPIはほぼ自動的に決まるので、まずはKGIを定める事が重要。
- (例)ページビューをKGIとした場合のKPI候補
- 各種SNSからの流入数
- SEO流入数
- 他記事からの回遊流入量
- (例)ページビューをKGIとした場合のKPI候補
各指標毎にPDCAが紐づいていて、それぞれを改善していくようなイメージ
実践編〜カイゼンサイクルはどうやって回す?〜
仮にFBページのいいねをカイゼンしようとしてみる
カイゼン量=サイクル数*カイゼン率
改善を最速で回していくためには。とにかく数をこなして、打席に立つ事が重要。打率5割で1回施策を打つ<打率1割で5回施策を打つ。スピード感を保ちつつ、施策の数でリテラシーを上げながら、クオリティを高めていく
KPIの絶対値だけでは、良いかどうか分からない。前提条件が揃っている、どうメディア内の別記事を参考に、アップダウンを決めるのがおすすめ。もしくは、Google OptimizeなどのABテストツールを併用する事で、スピードを高める事ができる。