LoginSignup
1
1

More than 5 years have passed since last update.

pipenv仮想環境内のJupyter Notebookを一瞬で起動する方法

Last updated at Posted at 2018-09-18

はじめに

最近、pipenvを使用した仮想環境を構築したのですが、1つ問題がありまして。

「いちいち仮想環境ディレクトリまで移動して、仮想環境に入って、Jupyter Notebook起動して、っていうのが面倒くさい」

そこで、Win[^1] + Rbatファイルを使って一瞬で仮想環境内のJupyter Notebookを起動できるようにしました。

こういうところから自動化・時短を進めていくと楽しいですし、はかどりますよね。

何ができるのか

とあるディレクトリ内の仮想環境でのJupyter Notebook起動を楽にします。時短です。
Windowsにおいて、以下の3ステップで仮想環境内のJupyter Notebookが起動できます。

  1. Win + Rで「ファイル名を指定して実行」を起動
  2. ↑↓キーで当該batファイルを選択
  3. Enterで実行

マウスを使う必要がなく、どんな状態からでもJupyter Notebookが起動できます。
いつものJupyter Notebook起動手順と比べてみてください。めちゃくちゃ楽じゃないですか?

環境

  • Windows10 64bit

前準備

  • pipenvで仮想環境を作成し、Jupyter Notebookを入れておきます。

仮想環境に入ったのち、

(.venv)$ pipenv install jupyter

でインストールできます。

※インストール後、うまく起動できないときは以下を参考に対処してみてください。
 参考:PENGUINITIS - Jupyter Notebook の Kernel error メモ

時短のためにやること

1. batファイルを作成

batファイルとは、簡単にいうと
「コマンドプロンプトで実行するコマンドを羅列したファイル」
です。
ダブルクリックでそれぞれのコマンドを順番に実行できます。
メモ帳などのテキストエディタでコマンドを書き、拡張子を「.bat」で保存すれば完成です。
今回は以下のように作成します。

venv_jpnb.bat
cd C:\Users\workspace\venv
pipenv run jupyter notebook

venv_jpnb.bat

  1. pipenvで仮想環境を作ったディレクトリ(ここではC:\Users\workspace\venv)に移動して
  2. pipenv経由でJupyter Notebookを起動する

コマンドです。

2. batファイルのあるフォルダへのパスを通す

今回のvenv_jpnb.batと同じようなファイルをC:\Users\workspace\batに保存しているとします。
以下の記事を参考に、C:\Users\workspace\batへのパスを設定しましょう。

参考:Windows 10でPath環境変数を設定/編集する:Tech TIPS - @IT

3. 「ファイル名を指定して実行」でbatファイルを実行

Win + Rで「ファイル名を指定して実行」を起動し、batファイルのファイル名を拡張子も含めて入力し、Enterで実行します。1

なお、次回からは「ファイル名を指定して実行」はファイル名が記入された状態で起動します。
他のファイルを実行した際にも、履歴が残っているので↑↓キーで選んで実行できます。

まとめ

少しの手間をかけるだけで、面倒なJupyter Notebookの起動が一瞬になります。
「Python触りたい!」と思ったとき、すぐに作業に入れるのはありがたいですよね。


  1. パスが通っているおかげで、ファイル名だけでどこからでもbatファイルが実行できます。 

1
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
1