Firebase CLIの deploy でstorageのRulesもデプロイする設定

firebase-cliはホスティングだけではなくセキュリティルールもファイルで管理してデプロイする機能があります。
この機能のおかげでセキュリティルールをバージョン管理することができます。

firebase initでプロジェクトを作る時に何故かdatabaseのセキュリティルールしか聞かれないし database.rules.json しか作られません

ストレージのルールはデプロイできないのかなと思ったのですがコードを読むとストレージのセキュリティルールもデプロイできそうだったので 試したらできました。

まず適当な名前でストレージのセキュリティルールを書いたファイルを作ります。
今回はstorage.rulesという名前で作成しました。

storage.rules

service firebase.storage {
  match /b/firebase-demo.appspot.com/o {
    match /{allPaths=**} {
      allow read, write: if false;
    }
  }
}

バケットネームは適宜読み替えてください

そして以下のfirebase.jsonを書き換えます。

firebase.json

{
  "database": {
    "rules": "database.rules.json"
  },
  "hosting": {
    "public": "app",
    "rewrites": [
      {
        "source": "**",
        "destination": "/index.html"
      }
    ]
  }
}

これにstorageを追加します。

firebase.json

{
  "database": {
    "rules": "database.rules.json"
  },
  "storage": {
    "rules": "storage.rules"
  },
  "hosting": {
    "public": "app",
    "rewrites": [
      {
        "source": "**",
        "destination": "/index.html"
      }
    ]
  }
}

後は firebase deployでデプロイが可能です。

まとめ

そのうちドキュメントに追加されるかもしれませんが（もしかしたらどっかにあるのかもしれないけど） とりあえずこんな感じで