AWS EC2のWindowsをCloudFormationを使ってミニマム構築

はじめに

AWS CloudFormation を使い Windows EC2 を構築します。他の記事で応用テクニックはいっぱいあるのですが、どれが基本的な部分なのか分からず苦労しました。今回は初心者向けのミニマム構築を紹介します。

以前書いた記事
AWS EC2のWindowsかんたん構築手順 - Qiita

用語解説

• CloudFormation
  AWSを構築するスクリプトです。Windowsでコマンドをまとめたバッチファイルみたいなものです。
• スタック
  実行するたびに新しいスタックが作成されます。結果は残り続けます。
• テンプレート
  スクリプトのことです。
• YAML
  JSONとYAMLを選べます。YAMLはPythonチックな文法で改行とインデントを使います。 JSONのカッコとダブルクオートが無くなり便利です（今回初めて使いました）

テンプレートの作成

AWS CloudFormation [スタックの作成] [テンプレートを作成] を開きます。
言語をYAMLに切り替えます。

template1

AWSTemplateFormatVersion: '2010-09-09'
Description: This CloudFormation template to create EC2 instances.

Parameters:
  AmiId:
    Type: String
    Default: ami-xxxx
  SubnetId:
    Type: AWS::EC2::Subnet::Id
    Default: subnet-xxxx
  SecurityGroupId: 
    Type: AWS::EC2::SecurityGroup::Id
    Default: sg-xxxx
  KeyName:
    Type: AWS::EC2::KeyPair::KeyName
    Default: Key
  TagName:
    Type: String
    Default: CloudFormation-EC2

Resources:
  Ec2Instance:
    Type: AWS::EC2::Instance
    Properties:
      InstanceType: t2.small
      ImageId: !Ref AmiId
      KeyName: !Ref KeyName
      BlockDeviceMappings:
        - DeviceName: /dev/sda1
          Ebs:
            VolumeType: gp2
            VolumeSize: 30
            DeleteOnTermination: true
      NetworkInterfaces:
        - SubnetId: !Ref SubnetId
          AssociatePublicIpAddress: true
          GroupSet:
             - !Ref SecurityGroupId
          DeviceIndex: 0
          DeleteOnTermination: true
      DisableApiTermination: true
      Tags:
        - Key: Name
          Value: !Ref TagName

注意：Idは、IDでなくIdです（ハマりました）

パラメーターの指定

ここでパラメータを変更できます。Defaultを指定することができます。

• AMI
  Amazon マシンイメージ。
• Key
  拡張子 pem ファイル。構築後のWindowsパスワードの取得で必要になります。
• SecurityGroup
  AWS EC2 セキュリティグループ。リモートデスクトップ RDP 3389 は危険なので、 自宅や会社のグローバルIPだけアクセスできるようにしましょう。
• Subnet
  AWS VPC サブネット。VPCはざっくりいうと社内LANに当たります。アベイラビリティーゾーンAZ（1bや1c）というのは東京や大阪になります。 2つ以上分散させて構築します。仮に東京の建物に障害があっても大阪で起動します。
• TagName
  構築後に表示される名前です。

イベント結果

イベントを開きます。エラーがある場合はここに表示されます。

まとめ

持論ですが知識を反復させたものが技術です。これだけでも5回くらいやらないと身に付かないです。次から応用パターンに挑戦していきたいと思います（これからが本番や！）