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enebular クラウド実行環境を試してみた。(オレオレSteinを作成)

Last updated at Posted at 2022-03-06

はじめに

2022年3月4日のenebular newsletterでクラウド実行環境がリリースされたことを知りました。

PR.png

さっそく、新しい機能を試してみました。

公式ブログ

さらっと記載されていますが、新しい機能はプライベートノードで作成された LCDPノード を使用する必要があります。(重要)

プライベートノード.png

ウェブエディタ (enebular.com) へログインして、Discover のリンク(公式ブログに記載されている下記リンク)をクリックして、自分のプロジェクトのPrivate Nodeへインポートする必要があります。

proivate_node.jpg

公式ドキュメント

ドキュメントのページに詳細が記載されていますが、まずは実際に手を動かして試してみた方が早いと思います。

手順

1.フローを作成します。

フロー作成.jpg

LCDP-inノードとLCDP-outノードで囲う(挟む)必要があります。

flow.jpg

2.実行環境を作成します。

実行環境作成には少し(1-2分)時間が掛かります。
トライアルプラン、フリープランのプロジェクトは2個まで作成できます。

実行環境作成_1.jpg

実行環境ができたら、デプロイする対象の実行環境を選択します。
選択(クリック)する場所は「名称」の部分です。(最初、どこを選択していいか、少し迷いました。)

実行環境作成_2.jpg

3.作成したフローを実行環境へデプロイします。

実行環境デプロイ.jpg

4.実行方法(トリガー)を設定します。

デプロイが完了したら実行方法(トリガー)を設定します。
選択(クリック)する場所は右上(赤枠)の「設定を編集する」の部分です。(最初、どこを選択していいか、少し迷いました。)
トリガーは「HTTPトリガー」と「スケジュールトリガー」の2種類から選択できます。両方を選択することもできます。
HTTPトリガーはURLに含める文字列を他の人と重複しないようにする必要があります。
文字列を公開する(他の人に知られる)と他の人から実行される可能性があるので注意が必要です。(容易に推測されない文字列にする、長い文字列にする、など。)

設定_1.jpg

サンプルフロー (オレオレStein)

HTTPトリガー(REST API)でGoogle SpreadSheetを操作できるサービス(オレオレStein)を作ってみました。
サンプルフローをDiscover Assetsへ公開しました。

HTTPトリガー

curlコマンドでHTTPトリガーを試す場合、URLに指定する文字列の最後に「/」が必要です。(「/」がないとエラーになります)

成功
cmd_ok_1.jpg

失敗
cmd_ng_1.jpg

HTTPトリガーはURLに続けてパラメータを付けることが可能です。

cmd_1.jpg

スプレッドシート

スプレッドシートのB列にトリガーの種別(HTTPトリガー、または、スケジュールトリガー)、C列にコンテキスト情報、D列にHTTPクエリパラメータ、E列にHTTPヘッダ・メソッドの情報が記録されます。

spreadsheet.jpg

注意事項

スケジュールトリガーは最小(最頻)単位を毎分で設定できますが、結構、歯抜け(実行されない場合)がありますので、目的・用途に応じて考慮が必要です。
(9:26と9:28が抜けている)

スプレッドシート

定期実行(抜け).png

ログ

定期実行(抜け)_ログ.jpg

2022/3/10 追記

2022/3/5〜10 (5日間)の期間で、定期(毎分)実行を可視化してみました。

  • 青(点線)・・正常
  • 赤(点線)・・1回失敗(2回に1回正常)
  • 赤(実線)・・2回以上失敗

trigger.png

実行時間とログサイズの制約(上限)は問題なさそうです。

case1.jpg
case2.jpg

2022/4/6 追記

2022/3/22~23のリリースで、定期実行環境の動作が劇的に改善(安定)しました!

スクリーンショット 2022-04-06 18.42.32.png

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