LoginSignup
1
2

More than 5 years have passed since last update.

Rundeckをjarでインストール

Posted at

これは何?

Rundeckをjarファイルを使って、centos7にインストールした時のメモです。
本格利用する場合は色々設定があるようですが、最低限これだけやれば動く的なお試しな簡易インストール方法です。※jarでインストールする以外は、既存の投稿とかぶっている部分もあるので、参考程度に。

Rundeckについては、下記ドキュメント参照。
http://rundeck.org/docs/jp/manual/01-introduction.html

Rundeck はデータセンターやクラウド環境におけるその場限りの作業やルーチンワークを自動化してくれる OSS です。これまで時間を浪費してきた単純作業を軽減したり、スクリプト化したものを簡単にスケールするための沢山の機能があります。

バージョン

インストールに使ったjarは
 rundeck-launcher-2.6.2.jar
です。

OSとJavaのバージョンです。

# cat /etc/centos-release
CentOS Linux release 7.2.1511 (Core) 

# java -version
openjdk version "1.8.0_71"
OpenJDK Runtime Environment (build 1.8.0_71-b15)
OpenJDK 64-Bit Server VM (build 25.71-b15, mixed mode)

インストール

jarファイルダウンロード

jarのダウンロードは下記リンク先から。

Self Contained Launcher Install下のjarファイル名をクリックすると、ダウンロードできます。

スクリーンショット 2016-02-10 23.33.29.png

事前準備

ポート設定

Rundeckはデフォルトだと、4440番ポートでListenしているので、リモートから接続する場合、firewalldやiptablesなどでの許可設定が必要です。また、Dockerなどで動かす場合、必要に応じてポートフォワード設定してください。

Javaインストール

jarファイルを実行するとき、JAVAが必要なのでjavaをインストールします。しばらくアップデートしていないと、依存パッケージが更新できなかったりするのでインストール前にアップデートをしてからインストールします。

# yum check-update
# yum update
# yum install java-1.8.0-openjdk

Rundeckインストール

jarを使ってRundeckをインストールすると、jarと同じディレクトリ内にファイルが展開されるので、任意のディレクトリを作ってそこにダウンロードしたjarファイルをおきます。

今回は、/opt/rundeckにしています。

# mkdir /opt/rundeck
# ls -ld /opt/rundeck                                       
drwxr-xr-x 2 root root 4096 Feb 10 14:18 /opt/rundeck

ダウンロードしたrundeck-launcher-2.6.2.jarを、作ったディレクトリ配下におきます。

# ls -l /opt/rundeck                                        
total 84140
-rw-r--r-- 1 root root 86155030 Feb 10 14:18 rundeck-launcher-2.6.2.jar

jarファイルをjavaコマンドで実行します。しばらく待って、

Started SelectChannelConnector@0.0.0.0:4440

がでたら起動完了です。

# cd /opt/rundeck/
# java -jar rundeck-launcher-2.6.2.jar
WARNING: HTTPS is not enabled, specify -Drundeck.ssl.config=/opt/rundeck/server/config/ssl.properties to enable.
(省略)
2016-02-10 14:20:42.691:INFO:oejs.AbstractConnector:Started SelectChannelConnector@0.0.0.0:4440

Rundeckにアクセスする

起動後の初期設定では、http://ホスト名:4440で接続できます。
ただし、Rundeckログイン後、設定ファイルに記載されているURLにリダイレクトされるので、Proxyとか(dockerとかで)ポートフォワードしている場合は、ログイン後のページが見れないです。

その場合、jarファイルを置いていたディレクトリの配下の
server/config/rundeck-config.properties
のgrails.serverURLがリダイレクト先のURL設定になっているようなので、その設定を変更します。インストール方法によって、設定ファイルの格納パスが違うので注意です。rpmで入れるか、jarで入れるかでパスが結構違います。

下記の例では、/opt/rundeckにjarを置いていた場合で、ホスト名がconsoleのサーバ上で起動した例です。今回は、docker-machine上のdockerコンテナを使っていて、コンテナの4440ポートにつなぐためにdocker-machineのホスト(192.168.99.100)の14440ポートにつなぐような設定でdocker runしているため、その状態に合うように設定をしています。

/opt/rundeck/server/config/rundeck-config.properties
#loglevel.default is the default log level for jobs: ERROR,WARN,INFO,VERBOSE,DEBUG
loglevel.default=INFO
rdeck.base=/opt/rundeck

#rss.enabled if set to true enables RSS feeds that are public (non-authenticated)
rss.enabled=false
#grails.serverURL=http://console:4440
grails.serverURL=http://192.168.99.100:14440
dataSource.dbCreate = update
dataSource.url = jdbc:h2:file:/opt/rundeck/server/data/grailsdb;MVCC=true;TRACE_LEVEL_FILE=4

Rundeckが実行中のターミナルで、Ctrl+Cで一旦Rundeckを止めて、再度

# java -jar rundeck-launcher-2.6.2.jar

で起動します。
起動後は、

  • Username : admin
  • Password : admin

でログインできます。

スクリーンショット 2016-02-10 23.52.54.png

ログインできると、下記のような画面になります。grails.serverURLの設定が間違っているとログイン画面から進まないので、その場合はブラウザのURL欄でリダイレクト先のURLが正しいか確認してください。

スクリーンショット 2016-02-10 23.53.20.png

1
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
2