EC2のCentOS7にバックアップソフトウェアのduplicityをインストールします。
duplicityの本家のページはこちら
必要なパッケージ
READMEのREQUIREMENTSに書いてあります。
http://duplicity.nongnu.org/README
今回はソースからインストールするので
| パッケージ名 | バージョン |
|---|---|
| python | 2.6以上 |
| librsync | 0.9.6以上 |
| GnuPG | 指定なし |
| fasteners | 0.14.1以上 |
| python-urllib3 | 指定なし |
| python-dev | 指定なし |
| librsync-dev | 指定なし |
| intltool | 指定なし |
これらが必須。
以下のパッケージはscp/sftpやftp、S3にアップロードするなど用途に応じてインストールします。
| パッケージ名 | バージョン | 用途 |
|---|---|---|
| python-paramiko | 指定なし | scp/sftp |
| python-pycryptopp | scp/sftp | |
| lftp | 3.7.15以上 | ftp |
| boto | 2.0以上 | S3へのシングルププロセスアクセスまたはGCSアクセス |
| boto | 2.1.1以上 | S3へのマルチプロセスアクセス |
| boto | 2.7.0以上 | GlacierS3アクセス |
今回はS3を使う予定なのでbotoの2.7以上にしておけばよさそう。
Install
epel導入
必要なパッケージの中にはCentOSの基本パッケージにはないものがあるのでepelを導入します。
$ yum install epel-release
必要なパッケージのインストール
必要なパッケージをまるごとインストール。ソースファイルの入手のためwgetもインストールしています。
$ yum install python librsync gnupg python-fasteners python-boto python-urllib3 python-devel librsync-devel intltool wget -y
Duplicityのソースを取得、解凍、インストール
本家duplicityページのMainPageのDownloadsの項目
The current stable release is 0.7.18.2, released Oct 17, 2018.
Tarball: duplicity-0.7.18.2.tar.gz
にダウンロードリンク(https://code.launchpad.net/duplicity/0.7-series/0.7.18.2/+download/duplicity-0.7.18.2.tar.gz)があります。
新しいバージョンがリリースされていればTarballのところのリンクから最新版のソースをダウンロードできます。
$ wget https://code.launchpad.net/duplicity/0.7-series/0.7.18.2/+download/duplicity-0.7.18.2.tar.gz
$ tar xvf duplicity-0.7.18.2.tar.gz
$ cd duplicity-0.7.18.2
$ python setup.py build
$ python setup.py install
$ duplicity --version
duplicity 0.7.18.2
インストール完了です。
参考
http://duplicity.nongnu.org/
https://www.mogumagu.com/wp/wordpress/archives/1858