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SoftLayer(Bluemix)でLenovoのベアメタルが出てきた話

Last updated at Posted at 2016-10-26

内容

今までSoftLayer(Bluemix)では、Supermicroのサーバーしかみたことがありませんでしたが、先日、ベアメタルを注文したところ、Lenovoのベアメタルがプロビジョニングされたので、それについて書きます。

※ブランドが統合され、Bluemix Baremetal Serverになりました。
Bluemixでベアメタル・サーバーと戯れてみる

SoftLayerのポータル画面

2016年8月8日にオープンしたばかりの韓国のソウルDCに、Broadwellのベアメタルをプロビジョニングしてみたのが事の発端です。
比較的新しいデータセンター(韓国のソウル、ノルウェーのオスロなど)で、Broadwell世代のベアメタルをプロビジョニングすると、あなたもLenovoのベアメタルに出会えるかもしれません。
ちなみにプロビジョニングする前に、「Lenovo」と指定するメニューはありませんでした

こちらを使いました。
SoftLayer のソウル・データ・センターでサーバーまたはサービスをお申し込みいただくと、最大 $1,000 の割引をご利用になれます。

ポータル画面でベアメタルの「Configuration」を確認したところ、「Motherboard」が「Lenovo System x 3550-M5-V4」となっていますね。「Remote Management」のIPMIインターフェースもSupermicroと異なるので、そのあたりもみていきます。

20161024lenovo_server のコピー.png

Lenovoのベアメタル実物

その前に「Lenovo System x 3550-M5-V4」がどういうものか、確認しておきます。
このサーバーがSoftLayer(Bluemix)で使えるということに、感動する方もいらっしゃるのではないでしょうか。

Lenovo System x3550 M5 (E5-2600 v4) > Lenovo Press

alt

IPMIコンソール

続いて、IPMIコンソールをみていきます。
Supermicroのベアメタルの場合、スタンドアロンのアプリがあり、それを愛用していました。

こちらからダウンロード可能です。
http://downloads.service.softlayer.com/ipmi/

Lenovoのベアメタルの場合、スタンドアロンのアプリは提供されていないようです。

チケットでの確認

Do you have any standalone ipmi app for Lenovo server?

Hello, Unfortunately no.

なので、通常通り、Webインターフェース経由でみていきます。
これがログイン画面です。新鮮な方もいれば、こちらのほうが馴染み深い方もいらっしゃるかと思います。
lenovo_qiita_02.png

マニュアルなどはWebにも以下のようなものが出回っているので、詳しくはそちらを参照してください。
Integrated Management Module II (IMM2) 操作ガイド

ログインすると各種システム情報が確認できます。
今回はRemote Controlをひと通り進めてみます。
lenovo_qiita_03.png

環境はWindows Server 2012 R2のIE 11で開いています。
ActiveX Clientがうまく動かなかったので、警告にある通り、Javaをインストールします。
lenovo_qiita_04.png

インストール後、ブラウザを再起動すると、うまく認識されました。
続いて、「Start remote control in sigle-user mode」を押します。
lenovo_qiita_05.png

「ファイルを開く」を押します。
lenovo_qiita_06.png

「続行」を押します。
lenovo_qiita_07.png

このように何かしらの画面が見えていれば、OKです。
lenovo_qiita_08.png

BIOS画面

再起動して、セットアップ画面に「F1」を押して入ります。「F1」はメニューの「Macros」-->「Static Macros」-->「F1」で押すことができます。
lenovo_qiita_09.pnglenovo_qiita_10.png

以下がBIOS画面になります。SoftLayer(Bluemix)側で管理パスワードが設定されているため、すべてのメニューを閲覧できるわけではありませんが、ブートオーダーなどは変更可能です
デフォルトの起動順序ではCD/DVDが一番上の優先順位にきています
※Supermicroだと、ローカルのハードドライブから起動する設定になっていることがあり、リモートからISOマウントを行い、ブートさせるには、起動順序をチケットで変更してもらったことがあります。
lenovo_qiita_11.pnglenovo_qiita_12.png
lenovo_qiita_13.pnglenovo_qiita_14.pnglenovo_qiita_15.pnglenovo_qiita_16.png
lenovo_qiita_17.png

VMware vSphere 6.0 U2 (ESXi)をインストール

カスタムインストールのため、サポートしているOSの種類を確認しておきます。

Operating systems
The System x3550 M5 server supports the following operating systems:

  • Microsoft:
    • Microsoft Windows Server 2016
    • Microsoft Windows Server 2012 R2
    • Microsoft Windows Server 2012
  • Red Hat:
    • Red Hat Enterprise Linux 7.2
    • Red Hat Enterprise Linux 6.8 Server x64 Edition
    • Red Hat Enterprise Linux 6.7 Server x64 Edition
  • SUSE:
    • SUSE Linux Enterprise Server 12 SP1
    • SUSE Linux Enterprise Server with Xen 12 SP1
    • SUSE Linux Enterprise Server 11 for AMD64/EM64T SP4
    • SUSE Linux Enterprise Server 11 with Xen for AMD64/EM64T SP4
  • VMware:
    • VMware vSphere 6.0 (ESXi) 6.0 Update 2
    • VMware vSphere 5.5 (ESXi) Update 3

サポートされていることが確認できたので、リモートコンソール経由でISOマウントをします。

ISOはこちらからダウンロードしました。
http://downloads.service.softlayer.com/vmware/

まずは「Virtual Media」-->「Activate」を押します。
その後、チェックがついたことを確認して、「Select Devices to Mount...」を押します。
lenovo_qiita_18.png

「Add Image...」を押します。
lenovo_qiita_19.png

VMware vSphere 6.0 U2 (ESXi)のISOを選択します。
lenovo_qiita_20.png

「Mapped」にチェックを入れ、「Mount Selected」を押します。
lenovo_qiita_21.png

「Virtual Media」にVMware vSphere 6.0 U2 (ESXi)のISOがマウントされていることを確認して、再起動します。
lenovo_qiita_22.png

再起動後、インストールが始まります。
lenovo_qiita_23.png

ESXiインストール時のNIC割り当て

今回のLenovoベアメタルのNICを、VMwareがどのように認識し、どのように対応づけられるか、をみておきます。
ベアメタル構成としては、Public & Private にそれぞれシングルNICの構成です。
SoftLayer(Bluemix)のポータル画面から、「Port Control」でパブリックNICをON/OFFしてみました。

以下はパブリックNICがOFF時のネットワークアダプター認識状況です。
lenovo_qiita_24.png

パブリックNICをONにすると、「vmnic7」が「Connected」になるため、以下のような対応関係になると推測できます。

  • eth4 (Private) --> vmnic6 (Private)
  • eth5 (Public) --> vmnic7 (Public)
  • eth6 (Private) --> vmnic4 (Private) (Redundantの場合)
  • eth7 (Public) --> vmnic5 (Public) (Redundantの場合)

また、Lenovoベアメタルの場合は、eth4から数える仕様になっています。
lenovo_qiita_25.png

Supermicroのベアメタルの場合は、こちらを参照してください。
SoftLayerのNICのナンバリング規則

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