先日 @kenazuma さんが 有償の IT カンファレンスに参加する意味を考える という記事を公開されました。とても興味深い内容だったので、私も自分の考えフォローアップ記事として書いておきます。
そもそもセッション受講が目的なのか?
この問いかけには Yes と No があります。
Yes
興味の優先順位が 3 番くらいで、ビデオも見ない可能性があるものは、会場にいるというメリットを活かして参加するため、セッション受講が目的となります。カンファレンスの 50% 程はこれに当てます。
No
上記の理由以外では No です。残りの 50% は登壇者やイベントの運営側、展示会場や他の参加者の方とのネットワーキングに使います。
セッションには、聴講だけでなく参加した方が良い
カンファレンスはもともと参加するものなので、当然 Yes です。以下私の参加の仕方です。
質問する
セッション前、中、後問わず状況に応じて質問します。セッション中の質問は「他の参加者の時間を奪うのは良くない」という声も聴きますが、質問することで得られる回答はみんなで共有できるため、そのような回答を得やすい質問を選びます。
ネットワーキング
Ask the Speaker ではより個別の案件に関わる質問や、スピーカーとの連絡先交換をします。また質問に来ている人達とも一緒に話して連絡先交換をします。自分がやっている活動などを共有して認知してもらうこともこの場でやります。
尚、名刺交換はネットワーキングではありません。その後も本当に繋がっていける工夫を各々する必要があります。Facebook/LinkedIn などもそういう意味では同じかもしれないですが、一言メッセージをすぐ送ったり、ブログをお互いにフォローするなどできることは色々あります。
レコーディングされないセッション、あるいはエキスポ展示などは狙い目
展示会場は、隙あらば必ず行き、出展者と話をしつつここでもネットワーキングをします。
トレンド
1st パーティーベンダーが出している製品と、それを利用する 3rd パーティーベンダーの製品は似て非なるものであり、より現実社会を反映していると思います。ここでなんとなくトレンドを見て取ることができるので面白いです。
ネットワーキング
極力雑談や展示しているものの話だけではなく、自分の考えや課題など具体的な話をしながらコンテキストを共有し、その後の繋がりになるよう心がけています。
ネタ探し
ハンズオンや展示の仕方など、盗めるものは盗みます。
ITカンファレンスに参加する事で大きくモチベーションが上がることを甘く見ない
技術者に限らず、普段の業務以外の +1 を以下にやるかが大事なため、カンファレンスには積極的に顔出し、参加するようにしています。そのことでモチベーションも上がるし、そのためにもモチベーションがあがるので一石二鳥です。またその様子は後日チームと共有します。
またこれに限らずセッション参加後に色々試せる環境があることもモチベーション向上となります。性能のいい PC とクラウド系のサブスクリプション、トレーニングコースの受講など色々ほしい。。。
あとでレコーディングを視聴できるとしても集中して学習できる時間をまとまってとるのは難しい
おっしゃる通り。無理ですね。これが 50% はセッションに参加する理由です。また参加しなかったセッションで見たいものは、事前にスケジュールを組んで見れるように時間を取ります。
Rock Star であれ
私はこれを当事者意識と理解してます。傍観者や聴衆ではなく、参加者であることで自然とそうなりますが、目的を明確にしておくと行動指針となります。
究極の参加は登壇
隙あらば登壇する。を基本姿勢にいつも狙っています。登壇者になれなくとも勉強になるし、参加者としての目線も変わるので面白いです。以下いくつかの登壇方法です。
コミュニティイベント
まず参加者として参加して、主催者を探し当て、情熱でアピール。
オフィシャルイベント
1st パーティーではカバーしきれない部分を上記のコミュニティを活用して提案。情熱でアピール。
主催
一番簡単なのは自分でイベントを開催すること。自動的に登壇者になれます。
最後に
さて、コミュニティに興味があり、英語で登壇したいが自信がない場合、是非以下のコミュニティで登壇してください。最大限のフォローをいたします。