事の始まりと概要
Amazon Cloud Drive Unlimited（以下ACD）という容量無制限・年間＄59.95 という超便利なサービスが、
Foltia Anime Lockerと連携できるという話を聞いてから早半年。いい加減に導入しようと思いたち、
ついでにOwncloudなどの他のデータのバックアップもACDに取れないかと格闘したという履歴を残しておこうかと思った次第。
今回は検証環境での実験結果を残すだけにします。できたらまたどこかに公開でもしようかと。
構築したいもの
- CentOS 7
- acd_cli とこれに必要なソフトウェアの導入
- 適当なところにマウント
- Foltia Anime Lokcer
- unlimited movie works の構築
今回のメインは上。Foltia Anime Locker関連は省略。
acd_cli インストール
必要なパッケージ
python関連のパッケージは空っぽなので、ゼロから入れることになります
参考サイト : http://christina04.hatenablog.com/entry/2016/01/27/015641
- epel-release
- python34
- python34-pip
- python34-setuptools
- python34-requests
- git
- fuse-python
以上をyum で入れます。
重要なのはfuse-python だと思います（おそらく）
$ sudo yum install epel-release
$ sudo yum install python34 python34-pip python34-setuptools python34-requests git fuse-python
$ sudo easy_install-3.4 pip
acd_cli インストール
至ってシンプルなpip install
$ sudo pip3 install --upgrade git+https://github.com/yadayada/acd_cli.git
acd_cli 設定
初期設定
どういう動作をしているのかを理解していないので、なんとも言えないですが、
他の人柱様を参考にして
$ acd_cli -v init
画面の指示に従い、Webブラウザにてacd_cliのOAuth認証に必要なデータを取得し、~/.cache/acd_cli/oauth_dataに取得データを置くなどの処理を行います。
設定完了後、同期を取ります
$ acdcli sync
マウント
予め、マウントする先のディレクトリを作成しておき、マウントをしていきます
$ mkdir ~/acd_mount_point
$ acdcli mount ~/acd_mount_point
$ df -h
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
（中略）
ACDFuse 100T 0M 100T 0% /home/acd/acd_mount_point
あとは、通常と同じようにファイル作成・操作をすると、（ちょっと時間がかかりますが）ACDにファイルがしっかりとできています。これはすごい
詰まった点
- python3 をvirtualenv を使わずに共存させつつpipをする方法（結局よくわかってない）
-
acdcli mount実行時にマウントされてない原因がfuseとfuse-pythonがインストールされていない
$ acdcli mount ~/acd_mount_point
(略)
raise EnvironmentError('Unable to find libfuse')
OSError: Unable to find libfuse