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「学びの発見」するふりかえりの仕方 ー ひよこリーダーの気づき

Last updated at Posted at 2018-09-26

今回のテーマは、エンジニア以外でも役に立つ内容かもしれません。

最近話題のManagement3.0ですが、そのプラクティスの一部を学ぶ機会があり、その学びと刺激を早速自分のチームに持ち込み実践してみました。
この記事は、実践(=実験)の記録です。

「学んでいる!」実感をすれば、更に学びたくなるはず

前置きとして、どうして「学び」にそんなにこだわっているのかを説明します。
学びは、私たちの周りに仕事やプライベートに限らず常に存在しています。しかし、多くの人は成長していることに気付かずに成長していっています。そういう人は、当然その実感も楽しさもなく、周りからも「あの人成長しないな〜」と見られがちです。
逆に周りからも自らも「成長している〜!」と見られている人もいますが、その差はあくまでも「自分でも学びや成長に気がついているのか?」の差でしかないと私は思っています。「学び」を実感すれば、自己評価も周りからの評価も上がり以前より生き生きしている人生になるはずです。

今回は、「学びに気づかせる」ためにチームメンバーと試しに実施した自己ふりかえりのやり方を紹介します。

Celebration Grid

日本語に訳すと「祝賀碁盤目(しゅくが・ごばんめ)」とちょっと硬くきこえる表現になってしまい元の表現と同じぐらい曖昧ですよね^^;
簡単に言うと「Celebration Grid」は学びと成功を整理してシェアできるためのツールです。見た目が碁盤目なので、Grid=碁盤目にしました。

Management 3.0関連の書籍ではこの画像がよくでてきます:

celebration-grid-completed.jpg

下には学びが一番多く存在している部分が示されています。英語版だと見出しが「失敗」「実験」「行動」になっていますが、私はチームに渡した表では「ココロをどこまで込めて本気でやったか」の度合いを軸にしました。
「適当にやった」「試しにやってみた」「真剣にやった」という3分類にしました。
縦軸は「失敗」「成功」のままです。失敗だったか成功だったかは、あくまでも本人の気持ちなので、この2つの定義はあえて示していません。失敗か成功かを決めにくいケースも多く想定されるので、決め切ってなくても構わないとしています。

メンバーにゆっくり考えて数ヶ月の期間をふりかえってほしかったので、付箋などを使わずにスプレッドシートで記載してもらうことにしました。
ちょうど期の終わりでもあり、自己評価の時期とも重なったのでふりかえった上で今期の学びを実感してもらい、来期の活動にもつなげてほしかったこともありいつでも参照できて残る形式を選びました。

一覧でまとめた「やった事」を元々の6分類=6色で表現してもらうことにして、得られた学びも同じ表に書いてもらいました。凡例のイメージは以下の通りです。

Image 029.png

やって見てどうだったか?

まず、自分の体験(自分ももちろん書いてみました^^)から共有します。
成功・失敗の判断が難しいケースが多かったが、その理由としてはやる前にゴールが決まりきってないものが多かったからという気づきが得られました。最初から「目的は?」「達成したいゴールは?」「どうなったら満足いくのか?」と考えてそこから行動していれば、成功・失敗の判別がより明確になりそうな気がします。この気づきは次の目標設定にも活かせそうなので、自分としてはとても価値のあるものです。

書き始めると意外と「やったこと」が多い。最初はどのぐらいのサイズの内容を書けばいいか迷ったしそもそも「何やったっけ?」と完全に先週のランチが思い出せない状態でしたが、一個書いたら、その次も出てくるし、大小問わず書き始めると、大きなもの(例えば「初めてのリーダーを担う」の内容を徐々に自分でより細かく分解できるようになりました。第一歩が大事ですね。ここでの気づきは「大きいものから書く」の次に「分割していく」をやっていくとうまく書けそうな点です。エンジニアとしてタスク分割に慣れていると、それとちょっと似た感覚で大きなものを徐々にちゃんと結果のある単位に細かくしていけば効果的かもしれません。

チームメンバーにやってもらった結果の喧騒としてはやはり、失敗・成功の決めにくさ(もともとの目標設定に問題があったとここで通関)があがりましたが、よい点として「やったこともその結果も思い出せてふりかえりができた」という意見がありました。
これからもこのような振り返りをもう少し頻度を上げて、チームで導入しようと思っているOKRとうまい具合に連動していこうかなと考えていますので、次は可能な限り自分ならではの「How」と感想を共有していこうと思っています。

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