ユーザビリティ

ユーザビリティの検証に役立つトリセツ作成

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狭い経験値からくる偏見かもしれませんが、デザイナーが作る画面設計は、システム的な整合性に欠け、エンジニアが作る画面設計は、使うに耐えられないシロモノになることがあります。ユーザーインターフェースを作り上げていくために必要な要素というか作業工程は、4つあると考えています。


  1. コンセプトを明確にする。クリエイティブブリーフって呼ばれたりしますね。

  2. 機能を忠実に表現する。「形式は機能に従う(form follows function.)」というやつです。

  3. ユーザー目線に立ち、わかる言葉遣いにする。理解する必要のないアフォーダンスににする。また、明確なルールに基づいた統一感を作りシンプルにする。

  4. コンセプトの表現として、質感や飾り、遊びを入れる。

これも偏見かもしれませんが、1.のコンセプトワークと4.の飾り部分は、システムエンジニアにとって少々ハードルが高いのですが、2. 3. は、とても得意な領域だと思っています。でも、忙しい人が多い職種ですから、デザイナーのタスクにしている方が多いのではないでしょうか?

ユーザー目線に立った言葉遣いになっているかどうかを自己チェックするには、利用者に読んでもらうことを目的としたマニュアル、いわゆるトリセツを作ってみることをお勧めします。トリセツに書くべき文章は、例えば、


投稿ボタンをクリックしたら、追加画面に遷移します。


とか


変更をキャンセルしますか?とメッセージが表示されるので、キャンセルボタンをクリックして下さい。


とかいった文章を書くはめになります。そこで、「いやいや、投稿ボタンをクリックしたら、投稿画面に遷移しないと変だよね。。。」「キャンセルしますか?と聞かれたら、[はい]でいいじゃん。」といった気付きを得ることができるのです。整合性のとれていない文章を書いていると、なんだか嫌な気分になるものですよね。嫌な感じを解消していくと、ユーザビリティが見違えるほど向上することがあるのです。

ユーザビリティを向上するために、コピーライティングのセンスは必要ありません。重要なのは、ユーザー目線に立って、整合性のある言葉を選んでいくための、まとまった時間をとることなのだと思います。