「工場向け「地域版」5Gの」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43469470Y9A400C1MM8000/
総務省が今秋にもエリアを限った無線通信を通信大手以外の業種に広く開放する
同省は12日に割り当て条件を決め、今秋までに省令を変える。携帯大手には、この電波は当面割り当てない。
地域版5Gは既存の衛星通信と電波を共用するため、総務省は通信が乱れないように地域を限る。まずは建物内や敷地内で通信サービスをする企業に割り当てる。来年にも実施する追加の割り当てでは、より広い地域で使えるようにする。
総務省によると、携帯大手と別枠で地域限定の電波を割り当てる具体的な計画があるのは現時点で日本とドイツだけだ。独でも工場内などの利用を想定する。今月初旬に世界に先がけて携帯大手が商用サービスを始めた米国と韓国は大手以外への割り当てには動いていない。
確定情報ではない
5G
5G(第5世代移動通信システム)
https://www.nttdocomo.co.jp/corporate/technology/rd/tech/5g/
au 5G
https://www.au.com/mobile/area/5g/
ソフトバンク 第5世代移動通信システム「5G」
https://www.softbank.jp/biz/5g/
楽天、4G/5Gの試験施設「楽天クラウドイノベーションラボ」
https://news.mynavi.jp/article/20190221-774910/
可能性
工場向け5Gが成功する可能性は、5G向け端末と、5G向け基地局の低価格化が鍵である。
5Gに対して、対抗するのは、Wi-Fi6, IEEE 802.11axの可能性がある。
Wi-Fi6は、端末も基地局も大量生産で低価格化が予想できる。
5G端末も基地局も大量生産は予測できるが、流通費用が低くなるかどうかが鍵となる。
市場性
低価格化の鍵は、市場競争。
工場に、特定の製造業者の端末、基地局を導入するのであれば、市場性による低価格化は難しい。
5G | Wi-Fi6 | LPWA | |
---|---|---|---|
普及 | これから | 立ち上がり始め | 立ち上がり中 |
通信速度 | 最大10Gbps | 最大4.8Gbps | 250 kbps(LoLa) |
距離 | 周波数による | 規格未決定 | 最大10 km(LoLa) |
特徴 | 音声・デジタル | Wi-Fi互換 | 消費電力 |
危険性
市場性があっても、すべての通信機器が成功した訳ではない。競合する規約・仕組みが、より安価であれば、費用対効果に遜色がなくても、終わっていったサービスはたくさんある。
ポケベル, ISDN, PHS, ADSL, ZigBeeなど次々に置き換わっている。
LPWA (Low Power, Wide Area)も競合である。