背景
はじめて記事投稿します。
先日7月6日、日本ディープラーニング協会(以下JDLA)のG検定を受験し、無事合格できました。
普段データ分析とは無関係の業務で、試験対策を始めるまで基本的な用語の意味すら知らなかったですが、そんなレベルでもとっつきやすいよ、と思っていただければ。
G検定とは
G検定の説明として、JDLA公式サイトに以下のような記述があります。
ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して事業応用する能力を持つ人材
出オチですが後半の「適切な〜」はどうしても「まじかよ」と思ってしまいます。
ですので前半部分、「ディープラーニングの基礎知識を有し」たい方向けのものかなと。
受験のきっかけ
私自身、この分野の知識が全くないことに多少の危機感を感じていました。
理由は以下のとおりです。
- 学生時代
- 同じ研究室の人が機械学習を使いこなしていた(ロボット工学や画像認識など)
- メインで研究を見てくれていた先生の口癖が「とりあえず ニューラルネット 入れてみた」だった
- 就職以降
- この分野の話を見聞きする頻度が極端に増えた
- 同期や後輩が学生時代にAIを専攻、「うわっ...私の○○、低すぎ...?」状態
そんな中どこで知ったか分かりませんが「基礎知識を体系的に学べる資格だぜ!」みたいな宣伝文句を目にして受験を決めました。
学習方法
JDLAの公式サイトには推薦図書がいくつか紹介されていますが、以下の2冊を利用しました。
人工知能は人間を超えるか
JDLAの理事長である松尾豊氏の有名(らしい)な本です。
第一次AIブームの話から現在までの人工知能研究の変遷や、今後社会がどうなっていくか、技術をどうしていくべきかについて、著名人の発言を混じえながら書かれています。
本格的な試験対策の前に、全体を俯瞰するために大変参考になりました。徹底攻略 ディープラーニングG検定 ジェネラリスト問題集
こちらは試験対策用の問題集です。1周目はほぼ解説のみ目を通し、2周目で設問と回答の交互見、3周目は章単位で解いていくという感じで学習しました。
受験してみて
詳細は書きませんが、いろいろ感じました。
時事問題が大変
私の勉強方法のせいかもしれませんが、時事問題が多く出題され困りました。
時期を見てもほんの数ヶ月前の話題まで出題され、何度Google先生に泣き縋ったことか(※不正ではありません)全然時間がない
試験時間は120分で、設問数は226問です。
「アレッ...?おかしくない?」と思っていましたが、やっぱりおかしかったです、自己責任なんですが。
結果、最後まで解き終えたときには残り7分ぐらいで、全然見直せないまま試験を終えることになりました。
基本的な学習手法の名称や原理など、もっと即答できるようにしておけばよかったなと後悔が残ります。
最後に
だらだら書きましたが、受験の6日後、7/12日に無事合格通知を受け取りました。
業務に活かせるレベルには到底及びませんが、学習のきっかけが見つからない人には適した試験かと。
今回紹介したG検定とは別に、JDLAではディープラーニングを実装能力を問われる「E資格」も開催しています。
試験はどちらも年2,3回のみの開催ですが、この流れで実用的な知識も欲しいので引き続き頑張っていきます。
あと合格者限定のSlackチャンネルがあるそうです、参加者の8割botとかだと楽しそう。