はじめに
Google Cloudが提供するフルマネージドのデータベースサービス、AlloyDB for PostgreSQLには、標準で自動バックアップ機能が組み込まれています。
しかし、2025年11月現在、この自動バックアップのスケジュール(取得曜日や開始時刻)を変更する機能が、Google Cloud コンソール(GUI)上では提供されていません。
本記事では、この自動バックアップのスケジュールを、gcloudコマンドラインツールを使って変更した際の手順と備忘録をまとめます。
実施する設定変更の内容
今回は、自動バックアップの取得スケジュールを、以下の通り変更します。
| 設定項目 | 変更前(現在の設定) | 変更後(目標設定) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 取得曜日 | 毎日 | 月曜日~金曜日 | 週末(土・日)は除外 |
| 取得時間 | 日本時間 17:00 (UTC 8:00) | 日本時間 23:00 (UTC 14:00) | UTC(協定世界時)で指定が必要 |
実行コマンド
gcloud alloydb clusters update コマンドを使用して、既存のクラスタの自動バックアップ設定を更新します。
UTC時刻の注意点
AlloyDBのバックアップ時刻は、UTC (協定世界時) の 24 時間制で設定する必要があります。日本時間 (JST) との時差は +9時間 です。JST 23:00 は、UTC 14:00 に相当します。
実行コマンド例
gcloud alloydb clusters update <クラスタID> \
--automated-backup-days-of-week=MONDAY,TUESDAY,WEDNESDAY,THURSDAY,FRIDAY \
--automated-backup-start-times=14:00 \
--region=<リージョン名> \
--project=<プロジェクトID>
実行結果
コマンドの実行が成功すると、以下のように更新処理が開始され、完了が通知されます。
Operation ID: <実行ID>
Updating cluster...done.
設定が完了すると、Google Cloud管理コンソール上でも変更されたことが確認できました。
参考
まとめ
Google Cloud コンソール上ではスケジュール変更ができないAlloyDBの自動バックアップ設定も、gcloud alloydb clusters update コマンドを利用することで容易に変更できることが確認できました。
設定自体はシンプルですが、特にバックアップ開始時刻は UTC で指定が必要な点に留意することが重要です。この手順が、同様の設定変更を行う方々の参考になれば幸いです。

