このスライドは
- 同名のQiita記事をスライドモードにしたもの
- 2025年のONEで発表されたODC向けのPE (Personal Edition) を見ていく
Personal Editionとは
- 無料で使える個人用ODC環境
- AI関係機能も利用可能
- ODC Portal(管理用コンソール)で設定する各種機能も利用可能
- ただし、Stageは1つしかない
O11のPEとの比較
- 名前が違う(O11の時はPersonal Environmentだった)
- 静的解析機能が使える(AI Mentor StudioはPEでは使えなかった)
- Mentorの生成AI機能を使える
PEを取得する方法
- 以下のアドレスにアクセス→https://www.outsystems.com/personaledition/
- Communityアカウントでログイン
- 利用条件を確認し、同意できるならチェックボックスをオンにして、「Start building」ボタンをクリック
- しばらく待っていると取得したPEのODC Portalにリダイレクトされた
動作確認(ODC Studio)
- ODCのIDEであるODC Studioを起動
- Organizationは1つの契約単位のこと
- 接続先ダイアログのOrganization欄に、ODC Portalアドレスのhost部分を入力する
- ブラウザにリダイレクトされ、そこでログインするとIDEに戻ってくる
試しにAppを作ってみる
- ドロップダウンリストのCreateを展開し、Web appを選択
- App作成ダイアログが開くので、適当にAppを作成、Publishまでしてみた
- ブラウザで動作確認してみると、意外にもかなり高速に動作した(O11のPEの時よりはだいぶ早いと感じたが、今だけかもしれない)
動作確認(ODC Portal)
- ODC PortalはODCの管理コンソール(O11でいうとService Center+LifeTime)
- ODC Portalで表示されるメニューは以下の通り
Manage subscription
- そのODC環境の契約(アドオンや追加リソースなど)を確認できるページ
- ODC Portal左上の、ドロップダウン(outsystemsロゴの右隣)を展開し、「Manage subscription」を選択して開く
Overviewタブ
- 契約で上限が変わる数値項目を一覧できるタブ
- 同時に実行できるコンテナ数に相当するComputer instancesが8しかない
- External Logic(C#ロジック)の実行時間は1日1000秒のみ。つまり試行目的であっても、ちょっと長いバッチ処理をC#で組むとあっという間に上限に到達する
- Database storageが1GB。O11のPEはシステム領域のデータも含まれていて、アップデート時などのパンクしていたが、その問題が解消されているらしい記述が「Product Releases and Updates」にあった
- 内部のエンドユーザーが100まで登録できる。つまり動作検証程度ならエンドユーザーを複数登録というのもできそう
Add-onsタブ
- 有償オプション機能のどれが有効になっているか確認できるタブ
- Private Gatewaysが使えそう。これはクラウドにあるODCからオンプレミスのサービスに連携するための機能
生成AI機能
- App作成時に「Generate with Mentor」を選択すると生成AIを使ってプロンプトからAppを生成できる
- 試しにAppを作ってみた
DELIVERカテゴリ
- Stageは1つだけ
- よってリリースもできない
- Deploymentsを開いてみると、PEではデプロイできないというメッセージが出る
MONITORカテゴリ
- Analyticsを開くと分析機能も有効になっている
- 運用に必要なログやトレースも使える
Code qualityも使えそう
- サイドメニュー ANALYZE > Code quality。これはOutSystemsの静的解析機能だが、メニューがあり、Activateボタンもエラーなく動作したのでおそらく使えそう
- ↓は生成AIで作ったAppに対する指摘が上がってきた時に撮ったもの
- O11の時は、PEではAI Mentor Studioを使えなかったと思うので、使えるなら改善
TrialのAIモデルがデフォルトである
ODC REST APIのclientも作成可能
- 運用系のAPI群がREST APIとして提供されている
- そのAPIを利用するための認証情報がAPI client
- MANAGE > API clientsページで管理
- 試してみたら、発行したAPI clientでStage情報を取得できた
その他
- 自分のアカウントにはOrganization scopeのAdministratorが付与されていた
- MANAGE > Identity providerのページもアクセスできるので、おそらくOktaなどの外部IdPとの連携もテストできる
できないこと
- StageがDevelopmentしかない
- よってリリース手順の確認もできない
- DBの容量が小さいので、大容量データは扱えない
- Subscriptionページを見る限り、AppShield・HA・Sentryなどは有効になっていない
O11のPEはどこに?
- ODCのPEがリリースされたためか、Communityサイトにログインした後でわかりやすい場所にあるのはODCのPEで、O11のPEは分かりにくい場所に移動した
- Communityサイトのヘッダ部分からCommunity > Toolsを展開 > O11と選択すると、いつものPEの管理ページが開く











