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[OSUG Nagoya用]ODC版のPersonal Editionを試してみる

Last updated at Posted at 2025-10-18
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このスライドは

  • 同名のQiita記事をスライドモードにしたもの
  • 2025年のONEで発表されたODC向けのPE (Personal Edition) を見ていく

Personal Editionとは

  • 無料で使える個人用ODC環境
  • AI関係機能も利用可能
  • ODC Portal(管理用コンソール)で設定する各種機能も利用可能
  • ただし、Stageは1つしかない

O11のPEとの比較

  • 名前が違う(O11の時はPersonal Environmentだった)
  • 静的解析機能が使える(AI Mentor StudioはPEでは使えなかった)
  • Mentorの生成AI機能を使える

PEを取得する方法

  • 以下のアドレスにアクセス→https://www.outsystems.com/personaledition/
  • Communityアカウントでログイン
  • 利用条件を確認し、同意できるならチェックボックスをオンにして、「Start building」ボタンをクリック
  • しばらく待っていると取得したPEのODC Portalにリダイレクトされた

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動作確認(ODC Studio)

  • ODCのIDEであるODC Studioを起動
  • Organizationは1つの契約単位のこと
  • 接続先ダイアログのOrganization欄に、ODC Portalアドレスのhost部分を入力する
  • ブラウザにリダイレクトされ、そこでログインするとIDEに戻ってくる

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試しにAppを作ってみる

  • ドロップダウンリストのCreateを展開し、Web appを選択
  • App作成ダイアログが開くので、適当にAppを作成、Publishまでしてみた
  • ブラウザで動作確認してみると、意外にもかなり高速に動作した(O11のPEの時よりはだいぶ早いと感じたが、今だけかもしれない)
    image.png

動作確認(ODC Portal)

  • ODC PortalはODCの管理コンソール(O11でいうとService Center+LifeTime)
  • ODC Portalで表示されるメニューは以下の通り

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Manage subscription

  • そのODC環境の契約(アドオンや追加リソースなど)を確認できるページ
  • ODC Portal左上の、ドロップダウン(outsystemsロゴの右隣)を展開し、「Manage subscription」を選択して開く
    image.png

Overviewタブ

  • 契約で上限が変わる数値項目を一覧できるタブ
  • 同時に実行できるコンテナ数に相当するComputer instancesが8しかない
  • External Logic(C#ロジック)の実行時間は1日1000秒のみ。つまり試行目的であっても、ちょっと長いバッチ処理をC#で組むとあっという間に上限に到達する
  • Database storageが1GB。O11のPEはシステム領域のデータも含まれていて、アップデート時などのパンクしていたが、その問題が解消されているらしい記述が「Product Releases and Updates」にあった
  • 内部のエンドユーザーが100まで登録できる。つまり動作検証程度ならエンドユーザーを複数登録というのもできそう

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Add-onsタブ

  • 有償オプション機能のどれが有効になっているか確認できるタブ
  • Private Gatewaysが使えそう。これはクラウドにあるODCからオンプレミスのサービスに連携するための機能

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生成AI機能

  • App作成時に「Generate with Mentor」を選択すると生成AIを使ってプロンプトからAppを生成できる
  • 試しにAppを作ってみた

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DELIVERカテゴリ

  • Stageは1つだけ
  • よってリリースもできない
  • Deploymentsを開いてみると、PEではデプロイできないというメッセージが出る

image.png


MONITORカテゴリ

  • Analyticsを開くと分析機能も有効になっている
  • 運用に必要なログやトレースも使える

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Code qualityも使えそう

  • サイドメニュー ANALYZE > Code quality。これはOutSystemsの静的解析機能だが、メニューがあり、Activateボタンもエラーなく動作したのでおそらく使えそう
  • ↓は生成AIで作ったAppに対する指摘が上がってきた時に撮ったもの
  • O11の時は、PEではAI Mentor Studioを使えなかったと思うので、使えるなら改善

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TrialのAIモデルがデフォルトである

  • INTEGRATE > AI modelsページで確認
  • PEの環境を取得した段階で、AIモデルが登録されている
  • 中身を見ると、どうも2000リクエストまで出来そうに見える
    image.png

ODC REST APIのclientも作成可能

  • 運用系のAPI群がREST APIとして提供されている
  • そのAPIを利用するための認証情報がAPI client
  • MANAGE > API clientsページで管理
  • 試してみたら、発行したAPI clientでStage情報を取得できた

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その他

  • 自分のアカウントにはOrganization scopeのAdministratorが付与されていた
  • MANAGE > Identity providerのページもアクセスできるので、おそらくOktaなどの外部IdPとの連携もテストできる

できないこと

  • StageがDevelopmentしかない
  • よってリリース手順の確認もできない
  • DBの容量が小さいので、大容量データは扱えない
  • Subscriptionページを見る限り、AppShield・HA・Sentryなどは有効になっていない

O11のPEはどこに?

  • ODCのPEがリリースされたためか、Communityサイトにログインした後でわかりやすい場所にあるのはODCのPEで、O11のPEは分かりにくい場所に移動した
  • Communityサイトのヘッダ部分からCommunity > Toolsを展開 > O11と選択すると、いつものPEの管理ページが開く

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