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Chromium OSを3種類インストールしてみた

2019年7月3日更新

2016年1月31日現在のChromium OSの状況を把握するべく3種類のChromium OSの独自ビルドをインストールしてみた。CloudReady、Customビルド、Canalビルドの3種。筆者はCanalビルドを公開しているが、なるべく偏見のない評価をしたつもりであることと時間的な制約で十分な評価ができていない。自分のメモとして作ったが、少しは役に立つこともあるかと思い投稿した。

選んだ3種のChromium OSは、すべて安定版のみ。


マシンのスペック

(A) CPU Core i3-4130 3.4GHz (比較的新しいCPU)

マザーボード ASRock H81M-HG4

チップセット Intel H81 Express

グラボ Intel内蔵グラボ と Radeon R7 250X

(B) CPU Pentium4 (Prescott) 3GHz

チップセット Intel 865GV

(C) CPU Intel Core2 Duo E7400 2.8GHz L2キャッシュ 3MB

チップセット Intel G41

(D) CPU Celeron G1840 2.8GHz

マザーボード ASUS H81M-E

チップセット Intel H81 Express


Chromium OS

(1) CloudReady

バージョンはR74で現時点での最新はR74。以前より最新バージョンへの追従速度が上がったようです。初心者向けのインストーラで簡単、ドライバが多数組み込まれている。

(2) Customビルド

R60を最後に終了

日本人の方が、かなりしっかりサポートしているので楽。現時点のバージョンはR60。Pentium Mなどの、かなり古いCPUをサポートしていることが特徴。Flashのインストールも比較的簡単に行える。ネットワークアップデートにも対応している。(A)のマシンでIntel内蔵グラボのケースは動作しなかった。Radeon R7 250Xでは動作するが動画(YouTube)は、あまり綺麗に再生されない。(B)のマシンでも動作はするが、なぜかグラボにvesaのドライバを使用するため16:9のディスプレイでは画面の両端が使用されず4:3で表示される。

R51からVMware PlayerやVirtual Boxに対応した模様。ただしインストール手順が必要。

R53でQEMUのイメージ発見。ただvirtioのディスプレイの認識がオリジナルより劣っていて縦横比を間違ったり、解像度が粗かったりする

アップデートが頻繁に行われているのでセキュリティ面はいい

(3) Canalビルド

2017年5月23日、サイトを移転して、いろいろ改善しました。バージョンはR75(USBはR66、VMwareはR48、VirtualBoxはR47)。基本的にあまりドライバを組み込まずオリジナルのままビルドしている。他のChromium OSと比較してCanalビルドはQEMUでの利用が便利であること。USB版でインストールできないマシンでもQEMUでは動作します。

Chromium系のブラウザは、多数ありますが、すべてが最新のバージョンになっているとは限らないので、複数バージョンの動作検証をされたい方には、便利かも?

mp4(H.264)の再生はできませんがYouTubeの動画は再生できます。


動画について

Chromium OSはIntel系のグラボに特化しているのか、貧弱なIntel内蔵グラボでも綺麗に動画が見れる。Radeonのグラボでは動画を見ることはできるが、あまり綺麗には再生されなかった。


JavaScriptのベンチマーク

OctaneというGoogleのベンチマークを使ってテストした。Pentium Mでも動作するCustomビルドの性能が低いことを予想していたが、結果は、どれもほとんど変わらない。64bitでも性能は変わらなかった。Radeonのグラボを使うと動画の再生が綺麗ではなくなるが1割くらいOctaneのスコアが上がる。


ダウンロードバイナリについて

筆者は、セキュリティ関係の仕事をしているため、どうしても気になる点がある。Chromium OSはGoogleのアカウントとパスワードを入力する必要があるため、公開している人に悪意がなくても、不正アクセスなどによって改ざんされパスワードを盗まれる可能性がある。このためCanalビルドでは自家製の電子署名をつけて安全性を高めるようにしている。

やはり事故は起きたようです(2016年2月23日)

「Linux MintのWebサイトが改ざん、バックドア付きISOのダウンロードリンクに書き換えられる」

上記、投稿のコメントに電子署名、gpg (GNUpg) についてコメントがあるように、gpg (GNUpg)では初回のダウンロードのときが安全ではありません。Canalビルドの電子署名は初回も安全です。

一般に普及しているPGPでは不十分な場合があるのでご注意を(2016年8月27日)

「PGPの32ビット鍵IDが問題に、Linus Torvalds氏などの偽造鍵も確認される」


最後に

みなさんに最適なChromium OSが選択できることを願っています。