25卒バックエンドエンジニアのIzminです。
この記事はアドベントカレンダー7日目の記事になります。
1. はじめに
いきなりですが、新卒って兎にも角にも「成長」し、会社の次世代を担う人材になることを求められますよね。
ここで読者の皆様に問いかけたいのですが、 「成長とは何か?」「じゃあ成長するために何をすればいい?」 と考えたことはありますか?
もしすでに自分の中で答えが出ていて、定義が完成している方は、この記事を読んでもあまり意味がないかもしれません。なぜなら、おそらくすでに考えた内容であり、現在進行系で当たり前のように実行できているからです(……というのは建前で、本当はめちゃくちゃ読んでほしいです!笑)。
この記事では、私の実体験を交えた「成長の勘所」についてまとめてみました。
2.
成長とは?
「成長したい!」「はやく成長してね〜」。
新卒エンジニアは特に、いろんな場面で「成長」という言葉を耳にし、また自分でも口にすると思います。私自身もよく使います。
そこでふと、「成長ってなんだろう?」と考えてみました。ざっと思いついたのは以下のような要素です。
- 人から頼られるようになる
- 人に信頼され、仕事を任せてもらえる
- 難しい仕事に取り組める
- 出来ないことが出来るようになる
- 人に教えることが出来る
- 人に気づきを与えられる
- 精神が成熟し、余裕が生まれる
- 多様性を受け入れることが出来る
これらを軸に自分なりに整理した結果、私は 「技術・精神面で出来ることが増えること」 を成長だと定義しました。
「精神面の成長」って?
技術面はわかりやすいですが、精神面は少しイメージしづらいかもしれません。例えば、こんなシチュエーションです。
【Situation】
タスクが期日に間に合いそうにないが、言い出せず直前で報告してしまった。【Why?】
根本原因として「できない自分を見せるのが恥ずかしい」という感情が働いていた。【Action / Growth】
「個人の感情」と「チームの損失」を天秤にかけ、自分の感情を抑えて「危ない」と思った瞬間に報告するように変えた。
ここでいう 「自分の弱い感情を認め、次回の行動に活かす」 というプロセスこそが、精神的な成長だと考えています。
参考記事
成長の定義について、以下の記事も言語化が素晴らしく面白かったので共有します。
成長とは何か?|グロービスキャリアノート
3.
成長するために何をする?
結論から言います。
「自分の頭で考える」 こと。これが最も重要だと思います。
「すごく当たり前じゃん」と拍子抜けしてしまう方もいるかもしれません。でも、生成AIの発展により、ここがおろそかになっている方も多いのではないでしょうか?
特に新卒エンジニアは右も左も分からない中、それらしい答えを出してくれるAIにすぐに頼りたくなってしまうものです。
ただ、それだと全く成長できず、 すぐに代替されてしまう人材 になってしまう危機感があります。
なぜ私がこの結論に至ったのか、恥ずかしい失敗談と先輩からの教えを紹介します。
失敗
失敗1:深堀りに回答できない
ある画面の実装をしたときの話です。フロントエンドの実装方法が全く分からず、生成AIをフル活用して動くものを作りました。
しかし、PR(プルリクエスト)での「なんでこの実装にしたんですか?」という質問に対して、ぐうの音も出ず……。
「なぜこんな実装になっているんだろう?」と、自分が書いたはずのコードを後から調査することになりました。
表層的な「こういう処理になっている」は把握していても、 「なぜそうしたのか」という思考のプロセスが抜け落ちていました
失敗2:すでにやったことがあるのに出来ない
先輩やAIから教えてもらい、一度は実行できた手順。
「よし、前もやったからいけるやろ〜」と意気揚々と取り組んだものの……
「あれ? なんやこれ、何したっけ?」
過去のドキュメントをパラパラめくり、結局「先輩、教えて下さい……」と聞きに行く羽目に。
先輩への相談と気づき
ミスを重ねる中で、「次は深堀りされてもいいように調査しよう」「手順を覚えよう」という対処療法的な思考に留まっていました。
そんな中、1on1やお酒の席で先輩たちに「なぜそんなに凄いのか」を聞いて回りました。すると、大体共通した答えが返ってきました。
ケース1:K先輩の場合
私「なんでKさんはいつも質問に対してパッと答えられるんですか? 難しい意思決定も論理的で納得感があるのはなぜですか?」
Kさん「より多くの情報を収集し、常にいろんなケースを考えているからだよ。考えていないこと・知らないことは答えられないからね」
ケース2:T先輩の場合
私「事前に考えておけば手戻りなかったと思うことが多くて……どうすればいいか分からないです」
Tさん「常に 『なぜ? なんのために?』という自問自答を繰り返すこと かな。状況変化に敏感だと最短で間違いを修正できる。間違うことや考慮漏れはしょうがないから、それに対する感度をどう高めるかが重要だと思うよ」
ケース3:F先輩の場合
私「どうすれば強いエンジニアになれますか?」
Fさん「 自分の頭で考えてやる こと。AI任せとか、自分がやっていないことは次も出来ないし成長もしない。中長期でみるとそれが大きな差になるよ」
結論
先輩たちの話を聞いて、共通して 「常に自分の頭で考える」 というメッセージがあることに気づきました。
過去の失敗を振り返ってみると、根本的に「自分で考えている量」が圧倒的に少なかったんです。
※自分の考えでたどり着けないこともあると思いますが、その時の行動に関してはまた別の技術なので、それについてはまずは自分で考え、色んなドキュメントを見て自分なりの型を見つけてみて下さい!!!
学びのヒント
この気づきを裏付けるような、素晴らしい言葉や記事もいくつか紹介させてください。
-
t_wadaさんの言葉
「労力は外注できるが、能力は外注できない」
参照ツイート -
学びのステップ
「分かる」から「出来る」までのステップにおいて、自分で考えないと最初の「分かる」の段階にすら達していないことがあります。
参照:学びのステップ -
「理解」には時間がかかる
もし理解に時間がかかって期限が遅れそうなら、すぐに報告しましょう。以下の記事はタスクの進め方の参考になります。
4. まとめ
私なりの定義ですが、結論はこうです。
- 成長とは 「技術・精神面で出来ることが増えること」
- 成長のために 「自分の頭で考えること」
駆け出しエンジニアは特に、「先輩に出来ると思われたい」「より早くタスクを捌いて成長したい」という焦りから、時間のかかる「理解」や「思考」のフェーズを飛ばしてしまいがちだと思います。
短期的にはそれで回るかもしれませんが、中長期で見ると必ず差が出てきます。
焦らず、是非一緒に頑張っていきましょう!!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
この記事が少しでもためになったり、ネクストアクションへの助けになったなら幸いです。