はじめに
普段から Suno AI を愛用している私ですが、Googleから日本語歌詞に完全対応した最新モデル 「Lyria 3」 が発表されたと聞き、これは触らないわけにはいかないという衝動に駆られ、本記事を書いています。
Suno AI のクオリティと比較して、Googleの「Lyria 3」がどの程度の実力なのか。実際に日本語歌詞で楽曲を制作してみた過程をまとめていきます。
Lyria 3 は現在、Google の Gemini 上で利用可能です。
Suno AI とはまた異なる操作感で、「Gemini 上で曲を作って」と指示するだけで生成できる手軽さが大きな特徴です。
Lyria 3とは
Lyria 3 は、Gemini に搭載された高品質なAI音楽生成ツールです。
プロンプトを入力するだけで、ボーカルや歌詞、インストゥルメンタルを含む30秒のトラックを自動生成します。
ジャンルやテンポ、楽器、ボーカルの質感、歌詞の内容なども詳細に指定可能です。
Ref: https://gemini.google/jp/overview/music-generation/?hl=ja
Lyria 3 の特徴
公式情報や実際に触ってみた感覚からまとめると以下の通りです。
- 日本語歌詞の親和性
- Googleの言語モデル(Gemini)が裏側にいるため、日本語の語彙が非常に自然。
- 直感的なプロンプト
- 「〜な感じの曲にして」という曖昧な指示への理解度が非常に高い。
- SynthIDの導入
- AI生成物に電子透かしを入れる技術が標準搭載されており、権利関係の透明性が意識されています。
- Nano Bananaとの連携
- 曲の雰囲気に合わせたハイクオリティなカバーアートが自動生成されます。
Lyria 3の使い方
Geminiのアカウントがあればすぐに始められます。特別なセットアップは不要です。
楽曲生成の開始
Gemini のチャット入力欄に直接「曲を作って」と指示するか、音楽を作成 を押すことで開始できます。
音楽を作成 ボタンから作成する場合は、リミックスするテーマを事前に選択可能です。
Suno AI のような詳細な「Customモード」の切り替えはありませんが、その分、プロンプト内で「構成」や「雰囲気」を指定するスタイルになります。
日本語歌詞とスタイルの指定
過去の記事で作成した以下の歌詞を使い、男性ボーカルのロック調で生成してみます。
次の歌詞を使って、男性ボーカルのロック調な曲を作ってください。
[歌詞]
僕はエンジニア 想像の魔術師
データの波を乗り越えて
未知なる道を進む勇者
この手で世界を変えてみせる
スタイルの調整
「もっとギターを強調して」「テンポを速めて」といったフィードバックをチャット形式で送ることで、楽曲をブラッシュアップできます。
Suno AI のように構成(Aメロ、サビなど)を指定することも可能でした。ただし30秒という制限があるため、やや展開がわかりにくかったです。また、Suno AI と比較すると、構成面でのメリハリはやや控えめな印象です。
完成した曲
実際に生成された楽曲を一部紹介します。
いかがでしょうか。
実際に使ってみた感想
Lyria 3 を実際に使ってみて感じたのは、「とにかく手軽で、日本語の扱いが非常にスムーズ」という点です。
歌詞の読み間違いや不自然なイントネーションがほとんどなく、ストレスなく曲が仕上がっていく体験は新鮮でした。
Suno AI も現在はかなり改善されていますが、読み間違いが発生することがあります。
ただ、正直に言うと「今後どちらをメインで使うか?」と聞かれれば、私は引き続き Suno AI を選ぶと思います。
理由は大きく2点あります。
- 特にメロディラインのキャッチーさや展開のドラマチックさは、現時点ではまだSuno AIの方が優れているように感じました。
- ある程度音楽の構成を理解している人にとっては、セクションを細かく指定したり、スタイルをカンマ区切りで追い込んだりできるSuno AIの方が、自分の理想とする形に近づけやすいというのが本音です。
終わりに
Lyria 3は「言葉から即座に形にする」というスピード感において、とても優秀でした!
- 手軽に、かつ自然な日本語曲を作りたいなら「Lyria 3」
- 音楽的なこだわりを詰め込み、クオリティを追求したいなら「Suno AI」
このように、用途に合わせて使い分けるのが今のベストな選択肢かもしれません。
生成AIの進化が早いので、Lyriaも今後のアップデートでさらに化ける可能性があります。
皆さんもぜひ、両方の良さを体感してみてください!


