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君はなぜAWS12冠(全冠)を目指すのか?

Last updated at Posted at 2023-03-26

はじめに

現在、2023 AWS ALL Certifications Engineers 申し込みサイト がオープン中です(2023 年 3 月 31 日 (金) 18:00 迄)。

私も先日ようやくAWS12冠(全冠)を達成し、申し込みも完了しました!

ブログ等で 全冠を自慢 他の人の為に記録を残すところまでがAWS全冠のプロセスのようなので、例によって私も記録を残そうと思います。

ただし、「どうやって全冠を目指すのか」の How に関する記事はたくさんありますが、
「なぜ全冠を目指すのか」の Why に焦点を当てた記事は少ないので、今回は Why に焦点を当てて書きます。

ちなみに私は社会人5年目、AWS歴は約3年になります。

なぜ目指したのか

まずは自分自身、なぜ AWS12冠 を目指したのか、その動機から書いていきます。

AWS ALL Certifications Engineers への憧れ

昨年の5月25日に 2022 APN ALL AWS Certifications Engineers の発表がありました。

2020 年は 14 名、2021 年は 91 名、そして今年は 340 名

とあるように、昨年は340人が表彰されたのですが、弊社からは@FumiakiKato さんだけが表彰されました。

@FumiakiKato さんが全冠取得した際の記事を執筆されていたので紹介しておきます。

この発表を見たときの私は「AWSの公式サイトで名前載ってるのめっちゃかっこいいな:heart_eyes:」とすんごく羨ましく思いました。

そして、その時点で所属企業の条件を満たしていたこと、 AWS Certified Solutions Architect - Professional は取得していたこと、何よりAWSというサービスや会社が好きだったこともあり、来年表彰してもらえるように頑張ってみようかな、と目指すことを決めました。

キャリアに対する悩み

目指した理由は他にもあります。

もし仕事の現場で突然、「あなたは何者ですか?」と聞かれたとき、あなたは何て答えますか?

私はこれにぱっと答えられない、というキャリアに対する悩みがありました。

というのも入社してからの私は、サーバー作業、導入コンサルタント、クラウドマイグレーションツールの開発・保守・運用、クラウドアーキテクチャの設計・開発・運用・保守、アプリケーションの評価業務、など有難いことに本当に様々な業務に携わらせてもらっていました。

一方で、「あなたは何者ですか?」という質問に対して、「○○です!」という明確な答えが言えませんでした。

製品開発部門ではなく、導入部門にいながら開発に従事しているという特殊な立ち位置もその理由だったかもしれません。

これに対して、ALL AWS Certifications Engineers に選出されることで、「ALL AWS Certifications Engineers として、クラウドの設計からアプリの評価までいろんな仕事をやっている者です!」と堂々と答えられる気がしました。

かっこつけて言うと仕事でのアイデンティティが欲しかった、これが目指した理由の1つです。

希少価値

上述の通り、昨年は弊社で ALL AWS Certifications Engineers に選出されたのは1名でした。

中には ALL AWS Certifications Engineers の受賞者が年々増え続けていることに対して、受賞の価値が下がっている、というような指摘もたまにありますが、弊社ではまだ1名です。

これはチャンスだ、と思いました。会社でまだわずか1名しかいない人材に自分がなれる可能性があるのです。

ALL AWS Certifications Engineers の社員がいることは、会社にとってもメリットがあります。AWSの公式サイトに社名が載ることはもちろん、採用においても「AWSで表彰を受けている人がいて興味を持った」という方も多くいます。

会社にとって手放したくない人材になれる、これが ALL AWS Certifications Engineers を目指したもう1つの理由です。

コストパフォーマンス

AWSから表彰を受けるためには、他にも AWS AmbassadorsAWS Top Engineers という道もあります。

実際、弊社からも昨年の 2022 APN AWS Top Engineers にも選出されている方が @FumiakiKato さん含め3名おりました。

ただ、これらは ALL AWS Certifications Engineers に比べると個人的にはかなりハードルが高いと思います。これらは所属、資格の要件に加え、

技術力を発揮した活動内容

が必要となり、しかもこれに対してAWS側から評価してもらえて初めて受賞となります。

一方で ALL AWS Certifications Engineers は、AWSのパートナー企業に所属していて、かつ対象の資格をすべて取得しているだけで受賞できます。

表現が適切かは怪しいですが、これはコスパがいいと思いました。試験に合格さえすれば問答無用で受賞できるのです。

弊社では資格取得の手厚い支援をしてくれていて、資格取得キャンペーン中などは受験料をはるかに上回るの額の報酬金をもらえたりするので、資格も取れてお金も増えるという、文字通りコストパフォーマンスが良い環境も背中を後押ししてくれました。

目指してよかったこと

ここからは、目指す当初は想定していなかった、おもいがけない効果を書いていきます。

私自身、まだ表彰されたわけではなく4月の発表で正式に受賞する予定です。それでも今時点でたくさんの効果を感じています。

仕事に対する自信がつく

AWSという軸が出来、自分が社内で希少価値の高い人材なんだと自分で肯定できるようになることで、なんとなく仕事に対する自信がつきました。

この「なんとなく」の自信は、AWSと全く関係ない分野の仕事でもついてきました。

厳密に言葉で説明するのが難しいのですが、例えば仕事でミスして怒られることになっても「おい!俺は ALL AWS Certifications Engineers になる男だぞ!」とか心の声が叫んでいるのかもしれません。

以前は目上の人やクライアントとの打ち合わせの際にいちいち緊張でしどろもどろになりまくっていた呂律が、心の声のおかげで今では少し堂々と話せるようになった気がします。

心の声は半分冗談ですが、でもそんなふうに自信をくれたことは ALL AWS Certifications Engineers を目指してよかったことだなと思っています。

仕事や相談が回ってくる

AWSに関する仕事や相談が多く回ってくるようになりました。

資格をたくさん持っていることで、誰かが「AWSのこと誰に相談すればいいんだろ?誰に任せればいいんだろ?」ってなったとき、「あいつたくさん資格持っているみたいだからあいつのとこ行こ」の、あいつになれます。

ここでぶっちゃけてしまうと、AWSに関する知識や経験を私よりもたくさん持っている人は弊社にはたくさんいます。

自分自身、「俺よりも○○さんに頼る方が絶対よくねw」と思うこともたくさんあります。笑

でも、その相談や仕事に応えることが自分のレベルアップにつながります。そうして○○さんとの差を埋めていきます。

そんなループが出来つつあることも ALL AWS Certifications Engineers を目指してよかったことだなと思っています。

さいごに

ここまでつらつらとAWS12冠を目指す動機、目指してよかったことを書いてきました。
ただ、12冠取得した今では AWS Top Engineers への憧れが半端じゃないです。笑

今年は 技術力を発揮した活動内容 として出せるものがなく応募しませんでしたが、来年は必ず応募したいと思います。

この記事がAWS12冠を目指している人や、キャリアに悩んでいる若手の人への励みになれば幸いです。

ALL AWS Certifications Engineers を実際に受賞した後の後日談等あれば追記していきます!

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