下書きに1〜2年くらい前から溜めていた記事を、ちょっとずつ整えて公開していこうと思います。
その第一弾として、今回はVimについて。
エンジニア歴 〇年になりますが、GUIでの操作ばかりで、黒い画面をあまり触ってきませんでした。
時々遭遇してしまうVimは、正直よく分からずとりあえずその場しのぎでコマンドを調べて対応していましたが、 そろそろやばいなと思い、基本的な操作ができるようにまとめたので備忘録として残しておきます。
目次
1.Vimってなんぞや
2.Vimのインストール
3.Vimでファイルを作成する
4.Vimでファイルを編集する
5.おわりに
1.Vimってなんぞや
VimはファイルをLinuxターミナルから操作するツールです。
コマンドを使いこなせばキーボード操作だけでファイルを編集することができます。
Vimには「モード」という概念があり、通常の入力モード(インサートモード)と、コマンドを打つモード(ノーマルモード)を行き来しながら操作します。
2.Vimのインストール
そもそもVimが入っていない場合があります。
その場合はインストールが必要です。
Vimが入っているか確認する
ターミナルに「vi」と入力してみます。
Vimが入っていない場合は以下のように表示されます。
root@324dc9458888:/home/training# vi
bash: vi: command not found
こうなってしまう場合は、Vimをインストールします。以下のコマンドを叩いてください。
apt-get update
apt-get install vim
3.Vimでファイルを作成する
Vimのインストールが終わったら何かファイルを作ってみましょう。
せっかくなのでターミナル上で作ってみます。
今回は「training1.py」というpythonファイルを作ります。
❗ファイル作成コマンド: vim ファイル名
root@324dc9458888:/home/training# vim training1.py
エンターを押すとこのような画面になります。
ファイルを一旦保存し、ディレクトリに戻ります。
❗ファイルを保存::w
❗ディレクトリに戻る::q
❗保存せずに終了する::q! (間違って編集したけど保存したくないときなど)
エンターを押すとディレクトリに戻れます。このコマンドは繋げて書くこともできます。
:wqとすれば、ファイルを保存してディレクトリに戻ることができます。
4.Vimでファイルを編集する
作ったファイルを編集します。
まずは、ファイルを開きます。
❗ファイルを開く:vi ファイル名
root@324dc9458888:/home/training# vi training1.py
開いた状態では文字は打ち込めません。
キーボードの「i」を押すと、インサートモードになり、文字が打てるようになります。
❗インサートモードに切り替え:i
適当にコードを書いてみましょう。
もう編集はしないな、ってときはescを押すとノーマルモードに戻ります。
❗ノーマルモードに切り替え:esc
5.おわりに
以上が基本的なVim操作コマンドです。
とりあえずファイルを作成、編集、保存ができれば十分!
普段使わないと忘れがちなので、たまにターミナルで練習してみるのがおすすめです。
よく使うVimコマンドまとめ
| 操作 | コマンド |
|---|---|
| 編集開始 | i |
| ノーマルモードに戻る | ESC |
| 保存 | :w |
| 終了 | :q |
| 保存して終了 | :wq |
| 保存せず終了 | :q! |
| 一行削除 | dd |
| 一行コピー | yy |
| 貼り付け | p |

