問題
attributes/default.rb
default['foo']['bar']['file'] = '/tmp/test.txt'
などと最終的な値をdefault[]に代入すると、後からその属性情報を以下の様な感じで追加できない。
attributes/default.rb
default['foo']['bar']['file']['/tmp/test.txt']['owner'] = 'usr1'
対応
この様な拡張が後からできる様にするには、最初から以下の様にkeyにしておけば良い。
attributes/default.rb
default['foo']['bar']['file']['/tmp/test.txt'] = nil
# あるいは、通常は省略しているactionなどをあえて書いておく。
default['foo']['bar']['file']['/tmp/test.txt']['action'] = :create
これなら、
attributes/default.rb
default['foo']['bar']['file']['/tmp/test.txt'] = nil
# 追加で属性を拡張
default['foo']['bar']['file']['/tmp/test.txt']['owner'] = 'usr1'
などとできる。
この例の場合、もし行の順序が逆となると属性が消されてしまうので注意。それを考慮するとactionなど追加キー込みで設定した方がやや安全
蛇足 : 片方向連結リスト構造の様に、すべてのattributeの最後をnilで終わらせてみる
attributes/default.rb
default['foo']['bar']['file']['/tmp/test.txt'] = nil
default['foo']['bar']['file']['/tmp/test.txt']['owner']['usr1'] = nil
ユーザーデータが途中のキーだったり最後の値だったりという状況から、途中のキーに統一されて分かりやすくはなった
取り出す際のレシピへの影響はどうだろう。
attributes/default.rb
# 最後の値のみ.keys.firstをつける
node['foo']['bar']['file'].each do |f_name, f_attr|
file f_name do
owner f_attr['owner'].keys.first
end
end
# もしくは
# すべての値はhashに対する.eachでキーを取り出す
node['foo']['bar']['file'].each do |f_name, f_attr|
file f_name do
f_attr['owner'].each do |o_name, _o_attr|
owner o_name
end
end
end
最後の値だけ.keys.firstが必要という綺麗な実装では無い。
もしくは、ユーザーデータの扱いをhashに対する.eachに統一できるという点では整合性はとれているが、不必要に長い感触。
総合するとあまりメリットを感じなかった。