sbt 0.13.13 には sbt new コマンドというのが追加されたので試しに触ってみました。
簡単な説明
activator new のようにプロジェクトの雛形を作ってくれるコマンドです。Giter8 というプロジェクトを取り込んだようです。
インストール
11/9 現在 Homebrew では最新版が 0.13.13 なので普通にインストールすればそれになります。とてもかんたん。
$ brew info sbt
sbt: stable 0.13.13, devel 1.0.0-M4
Build tool for Scala projects
http://www.scala-sbt.org
/usr/local/Cellar/sbt/0.13.11 (5 files, 1.2M)
Poured from bottle on 2016-02-27 at 13:18:39
/usr/local/Cellar/sbt/0.13.12 (5 files, 1.2M)
Built from source on 2016-07-30 at 21:09:44
/usr/local/Cellar/sbt/0.13.13 (6 files, 1.2M) *
Built from source on 2016-11-09 at 00:08:50
From: https://github.com/Homebrew/homebrew-core/blob/master/Formula/sbt.rb
==> Requirements
Required: java >= 1.6 ✔
==> Caveats
You can use $SBT_OPTS to pass additional JVM options to SBT:
SBT_OPTS="-XX:+CMSClassUnloadingEnabled -XX:MaxPermSize=256M"
This formula is now using the standard typesafe sbt launcher script.
Project specific options should be placed in .sbtopts in the root of your project.
Global settings should be placed in /usr/local/etc/sbtopts
週末にやったときはまだ出ていなかったので project/build.properties を作って sbt.version=0.13.13 と書き込んでおくとかよくわからないおまじないをしていましたが、それは不要になったようです。
使ってみる
では早速コマンドを打ってみましょう。
$ sbt new
[info] Loading project definition from /.../project
[info] Set current project to ideaprojects (in build file:/.../)
Template not found for:
えええ、activator newと違って template list が出てきたりはしないようで、template 名も自分で探す必要があるようです。まあ、Ivy とかと同じで template 名から Download URL を生成する仕組みのようなのでそもそも網羅的に検索できない気もしますが。
探すのは、.g8 で終わる名前の Giter8 用テンプレートです。ざっと探した感じ、Scala 2.12.0 用のプロジェクトを始めるためのテンプレートとしては、Giter8 公式に載ってる
$ sbt new eed3si9n/hello.g8
とか、Scala 2.12.0 Release Note に載ってる
$ sbt new scala/scala-seed.g8
とかがあるみたいですね。
Giter8 templatesというのもあるようですが、一部盛んに更新されているものもありますが、大半は数年前のもののようです。リンク切れだったり Scala 2.8 という文字が見えてうっとなったりしました。
何はともあれ、これらを実行すると、カレントディレクトリの下に新しいsbtプロジェクトのディレクトリができて、新しいsbtライフが始まるわけです。
感想
sbt 用のレポジトリを activator 用の大量の jar を落としてくることなく、sbt 本体を使って簡単にセットアップできるようになったのは喜ばしいです。しかし、templateなどはまだあまり揃っていないようなので今後に期待ですね。
詳しい人がいい感じのテンプレ紹介とかテンプレの見つけ方とか書いてくれることにも期待しています。