ASP.NET Core / .NET Core とは
Microsoftが発表した、クロスプラットフォーム向けの.NET及びASP.NET。
従来の.NET FrameworkはWindows専用だったのに対し、
.NET Core はMac、Linuxでの開発を行う事が出来ます。
はじめてみよう
Windowsの場合は、VisualStudio 2015/2017で作れますが、
本稿ではクロスプラットフォームを見据えてVisual Studioを使わない方式を紹介します。
必要なもの
.NET Core
ここからダウンロードできます。
https://www.microsoft.com/net/core#windowscmd
例えば、Windowsの場合、 Windows -> Command Line/Other
と選択すれば
Install .NET Core SDK
からダウンロードできます。
Visual Studio Code
ここからダウンロードできます。
https://code.visualstudio.com/
インストーラなのでそのままインストール可能。
Node.js
みんな大好きNode.js。
ここからダウンロードできます。
https://nodejs.org/en/
Node.js絡みの準備
$ npm install -g bower yo generator-aspnet gulp
これで一括でインストールされます。
はじめよう
ASP.NET Coreプロジェクトを作成
おもむろにコマンドプロンプトを開き、
プロジェクトを作成したいフォルダに移動後、以下のコマンドを打ちます。
$ yo aspnet
プロジェクトのテンプレートが出るので、
「Web Application」
を選択することで自動でWebアプリケーションのテンプレートが作成されます。
(アプリ名や仕様CSSフレームワークは任意)
次に、NuGetで必要なフレームワークをダウンロードします。
$ cd [プロジェクト名]
$ dotnet restore
最後にVisual Studio Codeを起動。
$ code .
MSB1003エラーが出たときは?
以下のエラーが出る場合があります。
MSB1003: Specify a project or solution file. The current working directory does not contain a project or solution file.
私の場合、.NET Coreの複数バージョンがインストールされていたのが問題だったようで、
すべてアンインストールの上最新を入れなおすことで直りました。
Visual Studio Codeの簡単な使い方
Windowsの場合ですので、MacやLinuxの場合にはご注意ください。
ビルド
Control + Shift + B
デバッグ実行
F5
うまくデバッグできないときは
起動はするものの、ブレークポイントを置いてもうまく止まらない。
(そもそも、ブレークポイントが赤くならずにグレーになる)
その場合は、project.jsonを開き、以下のように変更します。
~
"buildOptions": {
"emitEntryPoint": true,
"preserveCompilationContext": true,
"debugType": "portable" // <- これを追加
},
~
私の環境ではこれでうまくいきました。