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【第5章】トラブル対応時に必要なヒアリング技術🗣️聞き方で差がつく!

Last updated at Posted at 2025-07-30

【Helpdesk入門 第5章】トラブル対応時に必要なヒアリング技術🗣️

こんにちは、 HelpdeskTimesの辻つばさ です🖊️
今回は、ヘルプデスク対応において“原因特定の鍵”となる ヒアリング技術 について解説します!


❓ なぜヒアリングが大事なの?

ヘルプデスクの現場では、 ユーザーからの情報がすべての出発点
でも、相手が語る内容は必ずしも整理されていません。

「うまく伝えられない」
「なんか変なんですけど…」
「さっきまでは動いてたのに…」

こうした声に対して、 こちらの質問力で情報を引き出す必要があります。


🧭 ヒアリングで使える5つの基本質問

① 【いつ】発生しましたか?

  • 今日?昨日?数日前?
  • 定時後だけ?午前中だけ?
例:「問題が起きたのは何時ごろでしょうか?」

② 【どこで】起きていますか?

  • 特定のPC?部署?拠点?
  • 自宅(リモート)?出社先?
例:「オフィスから接続していますか?それともご自宅ですか?」

③ 【誰が】使っていますか?

  • 他の人も同じ?
  • 共用端末?個人端末?
例:「同じ環境で他の方も利用されていますか?」

④ 【何をしたら】起きますか?

  • どの操作でエラー?
  • 毎回?ときどき?
例:「クリックした後ですか?ログイン時点で発生しますか?」

⑤ 【どうなりましたか?】

  • エラーメッセージは?
  • フリーズ?強制終了?
例:「画面に何か表示されますか?スクリーンショットは可能ですか?」

🗂️ 情報を整理しながら聞く

聞くべき情報
発生日時 ○月○日 ○時ごろ
影響範囲 自分だけ?チーム全体?
操作手順 「○○を開いて→△△をクリック」など
エラーメッセージ スクリーンショット or そのまま転記
環境情報 PC名、OS、ネットワーク状況など

→ Excelやフォームで「ヒアリングテンプレート」を作っておくと便利!


🧠 ヒアリングで意識すべき姿勢

  • 相手を責めない、否定しない

    • 「それ、やっちゃダメですよ」ではなく、「なるほど、その操作をされたんですね」
  • 沈黙を恐れない

    • 相手が思い出す時間を大事にする
  • 共感しながら進める

    • 「それはお困りでしたね」「焦りますよね」

💡 よくある落とし穴

落としがちな対応 改善ポイント
最初から自分の仮説で話を進める まずは事実ベースで聞く
用語が専門的すぎて伝わらない 「開いている画面」など相手視点の言葉に変換
ユーザーの感情に無関心 感情にも配慮することで信頼関係が生まれる

📌 まとめ

ヒアリングは「会話」ではなく「情報収集」。
でも、 人と人とのやり取りであることを忘れずに!

ポイント 内容
質問力 5W1Hをベースに聞き出す
整理力 情報を時系列・操作手順でまとめる
寄り添う姿勢 相手の立場になって聞く/共感を添える

▶️ 次回予告

第6章:ログとの向き合い方:原因究明の第一歩 ** ヒアリングと並んで重要なのが「ログ調査」。 ** 「何を見るべきか」「どう読み取るか」 を解説します!


それじゃ、また次回っ🗣️

ヘルプデスク #ヒアリング #質問力 #トラブル対応 #ITサポート

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